「平等じゃない」ダービーを前にアルテタが日程に不満! 敵将モウリーニョは痛烈な皮肉「12月の対戦では…」

2021年03月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「われわれは声を上げるべきだ」

決戦を前にアルテタ(右)の発言に反論したのがモウリーニョ(左)だ。(C)Getty Images

 ダービーという大一番に、相手とできるだけ同じ日程条件で臨みたいのは当然だ。だが、現代サッカーにおいてそれは難しい。

 3月11日に行われるヨーロッパリーグ(EL)のラウンド・オブ16第1レグを前に、アーセナルのミケル・アルテタ監督が日程への不満を表した。納得していないのは、14日のプレミアリーグ第28節で対戦するトッテナムとのスケジュールの違いだ。

 ELラウンド・オブ16第1レグは、アーセナルがオリンピアコスと、トッテナムがディナモ・ザグレブと、それぞれ敵地で対戦予定だった。だが、UEFAのルールでは、同じ街のチームが同日にUEFA主催大会の試合を開催することができない。

 そのため、トッテナムとディナモ・ザグレブの対戦は、第1レグをロンドンで、第2レグをクロアチアで開催すると変更された。だが、これにより、トッテナムはノース・ロンドンダービー前の遠征がなくなったかたちだ。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、アルテタは「われわれは声を上げるべきだ。両軍が平等の条件で戦うことを望むからね」と話している。

「だが、もう決まったことだ」

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 これに対し、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は「12月6日にわれわれのホームでアーセナルと対戦したね」と、3か月前の例を出して反論した。12月のノースロンドン・ダービーは、ホームのトッテナムが2-0で勝利している。

「12月3日にアーセナルはホームでラピド・ウィーンと対戦し、同じときにわれわれはリンツの氷の中でLASKと戦った。ロンドンに戻ってきたのは午前3時だ。それで、それがアーセナルにとってアドバンテージだったのか?」

 モウリーニョは、前回の対戦が、アルテタの言うようにEL遠征が有利不利に働いていないと示していると主張したわけだ。

 14日のノース・ロンドンダービーは、どちらに軍配が上がるのか。そして試合後、両監督はどのようなコメントを口にするだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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