【J1展望】1stステージ7節|広島 – 清水|若手が覚醒間近の広島を清水がカウンターで迎え撃つ

2015年04月24日 サッカーダイジェスト編集部

広島――若手の勢いとともに再び上昇気流へ。清水――カウンターの精度とサイドチェンジへの対応が鍵。

怪我人/広島=森崎浩、川崎、吉野 清水=犬飼、三浦、C・ヨンアピン、河井、高木
出場停止/広島=なし 清水=なし

サンフレッチェ広島
リーグ成績(6節終了時):6位 勝点10 3勝1分2敗 6得点・5失点

【最新チーム事情】
●前節、堅守で鳴らすFC東京から2点を奪い、4試合ぶりの勝利。
●ナビスコカップの松本戦では、野津田、高橋ら若手が躍動して快勝。
●直近の公式戦4試合で4得点。浅野にブレイクの予感が漂う。
 
【担当記者の視点】
 大きな収穫を得た1週間だったと言っていい。FC東京戦では柴﨑晃誠とドウグラスのコンビでゴールを奪い、最後は浅野拓磨が強烈なドリブルシュートを決めて逆転勝利。先発を全員入れ替えたナビスコカップの松本戦でも開始早々の失点を跳ね返し、野津田岳人の2得点など4点を挙げる快勝劇を演じた。
 
 特にFC東京戦のヒーロー・浅野は、松本戦でもゴールを決めるなど公式戦最近4試合で4得点。ブレイクの予感をヒシヒシと感じさせる。若手の勢いとともに、チームも再び上昇気流に乗りたい。
 
【J1展望】1stステージ・7節|全9カードをチェック! 
 
清水エスパルス
リーグ成績(6節終了時):16位 勝点4 1勝1分4敗 7得点・10失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップの仙台戦でリーグ開幕戦以来の勝利。
●P・ウタカ、M・デュークが徐々にフィット。
●DF陣に怪我人が増加。枝村の右SBが濃厚。
 
【担当記者の視点】
 22日のナビスコカップ4節で開幕戦以来の白星を飾ったのは、間違いなく「チームにとってプラス」(大前元紀)。この流れを断ち切らないように、リーグ戦でも白星を積みたい。
 
 広島戦を見据えて大榎克己監督が「カウンターからゴールを狙いたい」と語るように、まずは前線から球際でしっかり戦い、良い形でボールを奪えるかが試合の流れを左右する。ピーター・ウタカとミッチェル・デュークの両助っ人がフィットし始めたとはいえ、5バックでブロックを作る広島を崩すのは難しい。
 
 一方の守備面では、大きなサイドチェンジに注意が必要だ。広島や浦和など、3-4-2-1の相手には、ことごとく同様のパターンから失点してきた。両サイドのプレーヤーはもちろんのこと、本田拓也と六平光成がどうポジショニングを取るのか。CBとのライン間に下がってボールを受ける相手シャドーへの対応を含め、ボランチコンビの働きに注目したい。
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