現地時間３月９日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）のラウンド・オブ16第２レグで、ユベントスがポルトとホームで対戦した。

　開始１分にポルトが先制ゴールを奪った第１レグと同様、この試合も立ち上がりから両チームがビッグチャンスを作り出す。

　１－２でその第１レグを落したユベントスは３分、右SBクアドラードのクロスにモラタがヘッドで合わせるも、至近距離からのシュートはGKマルチェシンに防がれる。

　６分、今度はポルトが左サイドからのクロスに、FWタレミが合わせてシュート。これはDFボヌッチにブロックされ、跳ね返りを狙ったヘッドもゴールマウスの左角に当たり、好機を逃す。

　迎えた17分だった。ポルトはエリア内でマレガの送り込んだグラウンダーのクロスを足下に収めようとしたタレミが、競り合った敵CBデミラルのファウルを受け、PKを獲得。これをセルジオ・オリベイラが左隅に決めて、トータルスコア３－１とする。

　これで追い付くには２点が必要になったユーベは攻勢を強めるも、むしろチャンスを作り出したのはポルト。効果的なカウンターから次々にシュートに持ち込む。

　これを何とか凌いだユーベは27分、クアドラードの左足クロスを敵左SBマナファがかぶり、モラタに絶好機が到来。だが、これもマルチェシンにブロックされる。

　後半に入って49分、裏に抜け出たクリスチアーノ・ロナウドの落としからキエーザがネットを揺らし、ユーベが１点を返す。イタリア代表FWは第１レグに続いてのゴールとなった。

　さらに、54分には、ホイッスルの後にボールを蹴り出したタレミが遅延行為で２枚目のイエローカードを受けて退場。数的優位となったホームチームが一方的に攻め込む展開となる。

　そして63分、クアドラードの右からのクロスに再びキエーザがヘッドで合わせ、この日２点目をゲット。２試合合計３－３の同点に追い付く。

　その後もユーベが押し込んだものの、ポルトも勝負を決めるアウェーゴールを狙ってチャンスを作り出し、目の離せない展開となる。後半アディショナルタイムには、クアドラードがカットインから左足で強烈なシュートを放つもバーを叩き、勝ち越しゴールは奪えない。

　３－３のまま突入した延長戦では、両軍とも疲れの色が見えて、最後の局面での精度を欠き、決定打を欠く。

　迎えた115分、ポルトのS・オリベイラがグラウンダーのFKを直接叩き込み、貴重な２点目のアウェーゴールを奪う。これで２点が必要になったユーベは、その直後にCKからのラビオのヘッド弾で追い上げたが、あと１点が奪えず。この試合は３―２で勝利したものの、トータルスコア４－４、アウェーゴールの差で２年連続のラウンド・オブ16敗退が決まった。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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