【FC東京】「我慢強く戦えた」劇的決勝弾の森重真人が称えたチームメイトとは…

2021年03月07日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分のイメージとレアンドロのボールが一致」

「相手の嫌なところを突くプレーを増やしていければ」とアンカーでの起用にも意欲を見せた森重。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ2節]FC東京3-2C大阪/3月6日(土)/味の素スタジアム

 ホーム開幕戦となったFC東京は、立ち上がりからセレッソ大阪の攻撃に苦戦した。

「中盤で相手の人数が多くなるのでそこで清武(弘嗣)選手や大久保(嘉人)選手の出入りをどう捕まえるかで前半はうまく捕まえ切れなかった」と森重真人が振り返ったように、14分に大久保に一瞬の隙からディフェンスラインの裏を取られ、先制弾を許してしまう。

 するとハーフタイムに長谷川健太監督が動く。後半開始時にDFジョアン・オマリを投入し森重をアンカーの位置に上げた。

 森重は中盤のフィルターとして機能するだけでなく、54分にディフェンスラインの裏を狙ったパスから相手のミスも重なり田川亨介のゴールを創出。一度は原川力の移籍後初ゴールで突き放されるものの、レアンドロの直接FKで追いつくと、アディショナルタイムには自らヘディングで決勝弾をマークした。
 
 開幕の浦和レッズ戦に続き2戦連続で終了間際にゴールを決めた森重は、「レアンドロが良いボールをくれた。GKに向かって蹴ると思っていたので、そこに走り込めばと考えていました。自分のイメージとレアンドロのボールが一致した結果だと思います。あのゴールで勝てたことは大きかった」と振り返った。

 さらに、「試合の中で(東)慶悟がうまく声をかけて1点決められたあともチームがバラバラにならないで我慢強く戦えたと思います。ピッチの中で経験のある選手たちがチームに落ち着きを与えてくれたからだと思います」とこの日の勝因を語った。

 2失点を喫するなど会心のゲームではなかったかもしれない。それでもFC東京はキッチリと勝点3を得る勝負強さを見せつけた。

【J1第2節PHOTO】FC東京3-2C大阪|森重真人が決勝弾!大久保の3試合連続弾などで2失点するも、ホームのFC東京が逆転勝利!

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)
 

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