【名古屋】「僕は決めるだけ」とは言い切れない相馬勇紀の決勝弾。「ちょっと加速しました」

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クロスの入り方は考えてやっていました」

途中出場から決勝点を挙げた相馬。指揮官の期待に見事に応えた。写真:徳原隆元

 名古屋と札幌の一戦は、1-0で名古屋の勝利。チームに勝点3をもたらすゴールは、82分に生まれた。右サイドでマテウスのパスを受けた宮原和也が、ニアゾーンに侵入した前田直輝にパス。対峙するDFを振り切った前田が中に折り返すと、中で詰めていた相馬勇紀が右足で丁寧に流し込んだ。

 殊勲の相馬はチームメイトに感謝する。

「右サイドの崩し、マテちゃん、和也君、直輝君、3人ですごく良い崩しをしてくれたので、僕は決めるだけでした」

 とはいえ、狙いどおりのゴールでもあった。

「今年は得点を取ろうということで、クロスの入り方は考えてやっていました。それが形になってよかった」
 
 中に入り込むタイミングも工夫した。最初は宮原がキープした時にアクションを起こそうか迷ったが、宮原から前田にパスが出るとイメージ。そして、前田が敵を抜いた瞬間に「ちょっと加速しました」という。

 連動性のあるアタックで奪った鮮やかな決勝点。前節の開幕戦も勝利している名古屋は連勝スタートとなった。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
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