「サラーとマネの間には“亀裂”がある」元英代表戦士が、苦境のリバプールが抱える問題を指摘!「隠してきたが…」

2021年03月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サラー代理人の投稿は「暗号みたいだった」

クロップ監督から重用されているマネ(左)とサラーだが…。(C)Gettty Images

 1点を追いかける展開で、ユルゲン・クロップ監督がモハメド・サラーを交代させたことは議論を呼んだ。

 リバプールは現地時間3月4日、プレミアリーグ第29節でチェルシーに0-1で敗れた。後半、指揮官はビハインドを背負っているにもかかわらず、チーム最多スコアラーのサラーをベンチに呼び戻している。

 交代を命じられたサラーは、驚いた様子でかぶりを振った。代理人の「・」という意味深な投稿も話題となっている。

 かつてマンチェスター・シティなどでプレーした元イングランド代表のトレバー・シンクレアは、英メディア『talkSPORT』で「サラーは不満だった。古巣との対戦で交代させられれば、いつだって難しい。プライドという点から傷つく」と話した。
 
「代理人の投稿が、終わりか何かを示しているのかどうかは知らない。ちょっと暗号みたいだった。サラーはゴールデンシューを望んでおり、今季は良い数字だから、その意味でも交代は助けにならない。自己中心的に聞こえるかもしれないが、彼はリバプールのためにプレーし、得点したいと望んでいるのさ」

 一方で、シンクレアは「サラーとマネの関係にあった亀裂を隠してきたことが大きな問題だったと感じている」と、サラーとサディオ・マネの間に懸念を示した。

「マネは素晴らしいチームプレーヤーだと思う。そしてサラーはもっと自分のためにプレーする選手だ。リバプールにとって、長いことその関係が問題だった。これまではうまくいっていたが、結果が出ず、重圧が増すと、それが緊張していく。2人の間には本当に少し問題がある」

 チームの成績が落ちれば、周囲の喧騒は増していく。クロップ、サラー、マネは、この状況を打破していけるか。本拠地アンフィールドで5連敗というクラブワースト記録を更新しているリバプールは、7日の次節でフルアムをホームに迎える。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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