マンUの主将とエースの激しい口論にOBストライカーが持論!「わたしもリオに言い返していた」

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「かなりチームメイトに怒鳴った」と告白

クリスタル・パレス戦で互いを罵り合ったマグアイア(左)とラッシュフォード。 (C) Getty Images

 チームメートであっても、試合中にヒートアップして口論するのはごく自然なことだ。

 マンチェスター・ユナイテッドの主将ハリー・マグワイアとマーカス・ラッシュフォードは、3月3日のプレミアリーグ第29節クリスタル・パレス戦で、試合中に激しく言い争ったことが報じられた。

 ユナイテッドOBのディミタール・ベルバトフは、それだけ気迫に満ちていることを意味していると賛辞を寄せた。『Betfair』のコラムで、「わたしは好きだね。試合でああいった戦う炎や情熱を持つのは良いことだ」と述べている。

「情熱や、試合を大事に思っていることを示している。沈黙は望まない。気にかけていないということだからだ。もちろん、ピッチで終わりにする必要はある。少しドレッシングルームに引きずるかもしれないが、チームに対する責務に干渉しない限りはOKだ」

 さらに、元ブルガリア代表ストライカーは「わたしが現役のときも、こういうことはあった。わたしがDFたちに彼らの仕事の仕方を指摘して、わたしが得点できなかったときはDFたちがわたしに仕事の仕方を言ってきた」と続けた。

「試合でうまくいっていないと、チームメイトがもっとできるはずだと考え、アドレナリンに満ちて、必要なら言い争うこともある。わたしもかなりチームメイトに怒鳴ったり、言い争ったよ。それでいいんだ。すべてはチームが試合に勝つ助けになることが目的だからね」

【動画】ラッシュフォードとマグアイアが"NGワード"で口論をした決定的瞬間
 
 そして、ベルバトフは「リオはいつも口を動かして、全員にやるべきことを言っていた」と、具体的な例として、やはりユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンドとのやり取りを回想した。

「わたしも彼に言い返していたよ。守り方を言ったり、ハイボールでクリアするんじゃなく、わたしのところにパスしろとね。チームメートに少し火をつけるのは、いつだって良いことさ。お互いさまであり、勝利を助けるためにそうするのは良いことなんだ」

 実際、激しい言い争いも、結果につながれば両者に良い効果を及ぼす。ただ、結果的に報われないこともある。ユナイテッドはパレスと0-0で引き分け、ライバルのマンチェスター・シティとの勝点差が14ポイントに開いた。7日の直接対決が注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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