「スター選手として急成長」板倉滉を現地紙&フローニンヘン指揮官が称賛!「夏にいい移籍をするだろう」

2021年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグ戦全24試合にフル出場中の24歳DF

オランダで着実に経験を積んでいる板倉。その働きは高く評価されているようだ。(C)Getty Images

 エールディビジのフローニンヘンに所属するDF板倉滉の評価が上昇している。

 今シーズンは開幕から全24試合にCBでフル出場。1-0で勝利した前節のフォルトゥナ・シッタールト戦でも、身体を張った守備でクリーンシートに貢献した。現地紙『Algemeen Dagblad』は採点で10点満点中「7」をつけ、同節のベストイレブンにも選出している。

 この活躍ぶりに、フローニンヘンを率いるダニー・バイス監督も非常に満足しているようだ。板倉を「スター選手として急速に成長している」と称えた現地メディア『Voetbal International』が伝えた。

「我々はコウにとても満足している。すごく良いプレーをしているし、トップレベルのプロでもあり、より良くなるために日々全力を尽くしている。今シーズンに失点が少なくて済んでいる(アヤックスに次いでリーグ2位)のは、彼の力も大きいといえるだろう」
 
 ただ、その一方で懸念も示したようだ。板倉は現在、マンチェスター・シティからの期限付き移籍で同クラブに在籍している。シティとの契約は2022年6月末までのため、バイス監督は「引き留めたい」と希望しているが、「きっとそれは難しいだろう」と考えているという。

「彼の成長ぶりを見ていれば、もう1シーズン我々とやるのは不可能だと思っている。もちろん、できれば長くいて欲しいと思うし、心は少し痛むけれど、きっとコウは夏には非常に良い移籍をすると思う。

 いきなり、例えばPSVやアヤックスに行って成功できるかは分からない。数か月で慣れる場合もあるが、何事も難しい時間はあるものだ。コウはここに来た時は慣れるまでに時間を必要としていた。だが、その時になってみないと分からないね」

 同メディアはフローニンヘンに残留する可能性もゼロではないと伝えている。だが、「オランダ国内の上位クラブも興味をもつ対象となっていることは間違いない」とも伝えており、今後は不透明だ。

 東京五輪世代で将来を嘱望される24歳は、果たして今夏に新天地を求めるのか? その決断がオランダでも注目を集めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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