「政治は世界を分断する」イブラヒモビッチがルカクとの衝突&レブロンとの“舌戦”に言及!

2021年03月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

映画界進出にも興味?

スーツで決めてイタリア有数の音楽祭に登場したイブラヒモビッチ。 (C)Getty Images

 負傷で戦列を離脱したミランのズラタン・イブラヒモビッチは、3月2日からイタリア有数のイベントであるサンレモ音楽祭に出演している。

 シーズン中、しかも3日にチームがウディネーゼと対戦するという状況下でのイベント出演は、国内で大きな議論を呼んだ。だが、音楽祭を前にした会見で、イブラヒモビッチはイタリアと国への恩返しのつもりだと明かした。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、イブラヒモビッチは「サッカーでだけじゃなく、イタリアが自分にくれたことを返したい。音楽祭出演の機会が訪れ、イタリアで最大なことだと聞いた。だからやるんだ」と話している。

「ここにいるのは、自分に多くを与えてくれた国に対する感謝からだ」

 ミラノダービーでインテルのロメル・ルカクと激しく言い争い、一触即発となったイブラヒモビッチだが、もしもルカクが音楽祭のステージに来るとなったらどう思うだろうか。この質問に、イブラヒモビッチは「彼が来たければ、歓迎するよ」と答えた。
 
「ピッチで起きたことは、ピッチで終わりだ。まったく問題はない」

 一方で、イブラヒモビッチはピッチ外での"舌戦"を続けている。バスケットボール界の"キング"、レブロン・ジェームズの政治に関わる姿勢を批判したことについてだ。レブロンは反論したが、イブラヒモビッチは再び「政治は世界を分断する。スポーツは世界を団結させる」と述べた。

「どこであってもサッカーはアスリートを団結させる。団結のためにオレたちはやることをやろう。そういうメッセージだった。アスリートはアスリートをするべき。政治をするのは政治家であるべきだ」

 ただ、政治ではなくエンターテイメントの世界に対する興味は隠していない。イブラヒモビッチは「ロサンゼルスに2年いたしね」と述べている。

「映画界にはとても興味がある。うまくやれるか知るために入ってみたい世界だ」

 イタリアでは映画プロデューサーのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長がナポリを率いているが、イブラヒモビッチもいずれエンターテイメント&カルチョの世界を引っ張る存在となるかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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