「ミナミノを先発させるべきだった」元プレミア戦士が南野拓実の起用法に嘆き!「彼に必要なのは自信なんだ」

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あのゴールは本当に見事だったのに」

今冬からサウサンプトンに助っ人として期限付き移籍している南野。(C)Getty Images

 今冬にプレミアリーグのリバプールからサウサンプトンへ、半年間の期限付き移籍で加入した南野拓実。デビュー戦となったニューカッスル戦、そしてチェルシー戦で1ゴールずつを挙げ、3試合出場で2ゴールという数字を残している。

 しかし、3試合目となったリーズ・ユナイテッド戦で南野はベンチスタート。試合はリーズに3点を許し、0-3で完敗。南野は58分から出場したが、ゴールを挙げることはできなかった。

 南野の先発回避について、サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は「半年間で90分もプレーしていない選手を1週間に3回起用すべきなのかと考えた結果」と説明。事実、南野はこの試合でハムストリングを痛め、次節エバートン戦の欠場が決まっている。

 だが、この決断について、現役時代にクリスタル・パレスなどでプレーした元プレミア戦士の元アイルランド代表FWクリントン・モリソン氏が苦言を呈したと現地メディア『HITC』が伝えた。現地スポーツチャンネル『Sky Sports』が土曜日に放送している番組内『Soccer Saturday』での発言だという。
 
 司会者から南野が先発しなかったことについて話題を振られると、モリソン氏は「私には理解できないよ」と述べたそうだ。

「南野のような選手に必要なのは、何よりも自信なんだ。彼はサッカーをプレーするために新しい場所に移動して、良いゴールを決めた。言わせてもらうけれど、このゴールは見事だよ。走り出しとパスのタイミング、DFの動きを止め、アウトサイドのシュートでネットを揺らす自信が彼にはあった。

 本当に素晴らしいゴールだ。だから、チェルシー戦の後、彼はリーズとの試合でも先発すべきだった。絶対に、本人もプレーしたいと考えていたはずだ。使う時間が限られているなら、後から交代させればよかったんだ」

 そして、相手のリーズは「南野とダニー・イングスの名前が先発ラインナップになくて大喜びしただろう」ともコメントしている。

 サウサンプトンはここまでリーグ戦8試合勝利なし。3月1日エバートン戦の後は6日にシェフィールド・ユナイテッド戦、10日にはマンチェスター・シティ戦が控える。南野は、来週のいずれかで復帰する見込みと伝えられており、一刻も早い復帰が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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