[J１リーグ１節]C大阪２-０柏／２月27日（土）／ヤンマースタジアム長居

　セレッソ大阪が15年ぶりに古巣に復帰したストライカーの先制弾など、開幕戦で２発快勝の勝利を収めた。

　試合の立ち上がりは柏レイソルのハイプレスに苦戦し、押し込まれる展開が続いた。それでもしっかりブロックを敷いて無失点に抑えると、42分に松田陸の右サイドからのクロスに反応した大久保嘉人が、ニアサイドで頭で合わせ先制点を挙げる。さらに試合終了間際の86分にも坂元達裕が追加点を決め、２－０でレヴィー・クルピ体制の初陣を勝利で飾った。

　復帰したC大阪で、いきなりの開幕戦ゴールを挙げた大久保は、試合後のフラッシュインタビューで、「開幕戦はかなり重要な試合。絶対勝ちたいと思っていたので、そのなかでホームで勝てたのは今後に繋がると思う」と喜びを露わにした。
 

　また、松田陸の鋭いクロスに合わせた得点シーンについては、「センタリングが本当にうまい選手が多くいるので、とりあえず中に入って飛び込むイメージをしていた。それが完璧に合った」とコメント。さらに試合内容についても訊かれ、満足気に振り返った。

「ゴール前に向かうことが多かったと思いますし、攻撃的に行けたのを見せれたんじゃないかなと思います。向こうがひとり退場したというのもありますけど、こっちがボールを持っていましたし、嫌なプレーもみんなができたと思う。本当に開幕戦にしては良かったなと思います」

　次戦は３月３日、古巣である川崎フロンターレのホームに乗り込む。史上初の３年連続得点王など、輝かしい成績を残した思い出のクラブとの対戦に大久保は、「非常に強い相手ですし、古巣なので等々力に帰れるのは嬉しいですし、楽しみ」と期待感を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】15年ぶり復帰の大久保が貴重な先制弾！クルピ体制初陣を勝利で飾る