「ベストプレーヤーを失った」冨安健洋の故障離脱に指揮官や伊メディアが嘆き!セリエA唯一の連続フル出場がついに途絶える

2021年02月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

日本人対決も実現せずか

開幕からの連続フル出場が23で止まることになった冨安。 (C) Getty Images

 連続フル出場記録がついに途絶えた。だが今は、できるだけ早期の回復を願うばかりだ。

 ボローニャの冨安健洋が、左ふくらはぎの筋肉の負傷で2~3週間離脱することになった。クラブが2月26日に発表している。

 今シーズンの冨安はセリエAの23試合とコッパ・イタリアの2試合、公式戦で合計25試合に先発フル出場してきた。リーグ前節でベネベントのカミル・グリクが試合途中に退場となったため、リーグ戦で全試合フル出場を果たした唯一のフィールドプレーヤーとなっていた。

 だが、冨安は23日と24日の練習を欠席し、25日も別メニュー調整と、27日のラツィオ戦への出場が危ぶまれる事態に。そしてクラブが26日、負傷による戦列離脱を明らかにした。

 最終ラインのあらゆるポジションをこなし、前節では味方の退場で試合中に右サイドから左サイドにポジションを変えても安定したプレーを見せて絶賛されていた冨安だけに、その痛手は計り知れない大きさだ。

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 ボローニャ専門サイト『tutto bologna web』によると、地元メディアのアレッサンドロ・モッシーニ記者は「手痛い損失だ」と、冨安の離脱を嘆いた。

「ユーティリティーやパフォーマンス内容の点で、彼はロベルト・ソリアーノと並ぶチームのベストプレーヤーのひとりだった。今週末だけの欠場が望まれていたが、おそらくは来月もいない」

 当然、シニシャ・ミハイロビッチ監督も落胆している。イタリア衛星放送『Sky Sport』によれば、指揮官は「トミヤスが全試合に出場してきたのには理由がある」と話した。

「彼がいないとわれわれは多くを失うんだ」

 3週間の離脱となれば、冨安はラツィオ戦のほかにカリアリ、ナポリ、吉田麻也が所属するサンプドリア、クロトーネとの4試合を欠場することになる。4月3日に予定されている第29節のインテル戦が復帰戦となるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

 

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