「マリノスのキャプテンは特別」喜田拓也が大役への想いを激白!開幕戦には「やりにくいのは川崎の方」

2021年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポスターの中央での扱いには…

「キャプテン」への想いを明かした26歳の喜田。(C)SOCCER DIGEST

 横浜F・マリノスの新シーズンのキャプテン就任が発表された、MF喜田拓也が2月25日、オンライン会見に出席した。

 下部組織出身で26歳の喜田は、3年連続3度目の大役となったが、一昨季は扇原貴宏と天野純、昨季は扇原とマルコス・ジュニオールと共同で務めており、単独では今回が初。改めてキャプテンについての想いを伝えている。

「やはり僕にとってマリノスのキャプテンは特別。それと同時に、生半可な気持ちで務まらないというのは身をもって体感してきている。そういった覚悟を持ちつつも、僕の周りには、本当に素晴らしいパーソナリティを持った頼りになる仲間がいっぱいいるので、全員の良さを出し合いながらやっていけばものすごくいいものになっていくと思う」

 そのうえで、自らの信念にも触れ、理想の"キャプテン像"も明かしている。

「信頼してほしければそれだけの行動を取らないといけない。自分が見せてもないのに、信頼してくれ、信じてくれというのはおかしな話。信じてほしければまず、自分が仲間を信じることや、周りの人を大切にすること。それが出来て初めて自分に返ってくることだと思う。別に見返りを求めているわけではないが、そういったところは大切にしてきたので、あとは周りの人がどう感じとってくれているかだと思う」

 副キャプテンには、昨季キャプテンを務めた扇原とM・ジュニオールに加え、チアゴ・マルチンスが新たに就任。加入4年目で、同学年の守備職人に高い評価を下している。
 
「彼は非常にストレートに物事を言えるパーソナリティを持っている。感情も表に出すし、そういうところの熱さ、勝負へのこだわりに関しては影響力もある。また、彼はブラジル人だが、日本語も一生懸命覚えようとしたり、コミュニケーションを非常に取ろうとする姿勢もあり、もちろんサッカー選手としての能力は一目瞭然だが、普段の姿勢もみんな認めているところではあると思う」

 そして会見では、いよいよ明日に迫る昨季王者・川崎フロンターレとの開幕戦にも言及。チャレンジャーとしての心構えを説いている。

「待ちに待った開幕ということで、非常に楽しみ。そのスタートが昨年数字的にも非常に圧倒的な力を示して優勝したチームということで、本当にこれ以上ない相手。自分たちは強く、生まれ変わっていくというところを見せるためには素晴らしい相手だと思う。もしかしたら、やりにくいのは川崎の方なんじゃないかなとは思うので、自分たちはチャレンジャーとして思い切ってぶつかっていくだけ。チームとして意思・姿勢をやはり結果で示していきたい」

 ポスターの中央での扱いには「全然慣れてない。そんな扱いを受けてこなかった」と笑みを見せた喜田。肩書が加わろうと、その根幹は決して変わらぬリーグ随一のタフネスに、今季も期待だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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