「ボローニャの黄金になる」冨安健洋をセリエAの強豪やチェルシーが視察! 上昇する市場価値に伊紙も驚嘆

2021年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランやローマも関心

セリエAで声価を高めている冨安には、ヨーロッパのメガクラブからの関心が寄せられているようだ。 (C) Getty Images

 現地時間2月20日のセリエA第23節サッスオーロ戦で、ボローニャの冨安健洋は右SBとして先発出場。味方の退場した後は左サイドに回ってチームを支えるなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。

 最終ラインのあらゆるポジションで安定したプレーを披露する日本代表DFの評価は、右肩上がりを続けている。試合後には、シニシャ・ミハイロビッチ監督が賛辞を寄せ、リッカルド・ビゴンSDが他クラブからの誘いがあったことを明かした。実際、プレミアリーグやブンデスリーガの関係者が、冨安のプレーをチェックしているようだ。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は22日、新型コロナウイルスのパンデミックによるロックダウンの前から、エバートンやチェルシーの関係者が冨安を視察していたと報じた。サッスオーロ戦ではレバークーゼンのスカウトが視察していたという。レバークーゼンはボローニャのガンビア代表FWムサ・バロウへの関心も噂されているクラブだ。

 国内でも、昨夏にミランが獲得に動き、ローマの関心も伝えられていたのが、記憶に新しい。直近ではあまり噂になっていないが、『Gazzetta dello Sport』は、改めて冨安獲得を考える可能性があると報じている。

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 守備の国イタリアに挑戦して2年と経たない冨安だが、『Gazzetta dello Sport』は、獲得時と比べて4倍にあたる2500万ユーロ(約31億3000万円)前後まで市場価値が上がったとの見解を示し、「トミヤスはボローニャの黄金になりつつある」と賛辞を寄せた。

 セリエAで唯一となる全試合フル出場を続け、守備のあらゆる位置をこなすユーティリティー性が高く評価される22歳とあれば、次のマーケットで人気銘柄となることは間違いない。

 それゆえに同紙は、「トミヤス慰留は大変だろう」としたうえで、「ボローニャは始めから負け試合とは考えていない」と報じたが、夏の去就が大きな話題となることは確実だ。ビゴンSDが「上のカテゴリーの選手」と評した冨安は、今夏にどのような決断を下すだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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