内田篤人氏がマルセイユの“内紛”に言及!選手獲得を巡っての“あるある”も激白「例えばアジアの方で人気が…」

2021年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督は自分がクビになっちゃうから」

マルセイユで奮闘する日本代表SBコンビ、酒井(左)&長友(右)。(C)Getty Images

 フランスきっての名門が苦しんでいる。

 長友佑都と酒井宏樹の日本代表SBコンビも所属するマルセイユは、調子がいまひとつ上がらず、順位もずるずる下降し始めると、選手間に確執が噴出。さらにクラブ上層部に怒ったサポーターは練習場に乱入し、終いにはアンドレ・ヴィラス・ボアス監督が突然辞任を表明する事態にまでなってしまった。

 指揮官の辞任には、上層部との選手獲得を巡っての摩擦が理由のひとつとして考えられているが、これに対し、元日本代表DF内田篤人氏は冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』内で、「自分(監督)が欲しいって言っている選手じゃないのに獲得して、それでちょっと監督と上が揉めるみたいなのはあるある。マーケティングというか、この選手を獲ったら例えばアジアの方で人気が出るとか」と自身の経験も踏まえ、複雑な内部事情を激白。
 
 そのうえで、「上は上で考えることが色々あるし、やっぱり監督は自分がクビになっちゃうから、勝てなかったら。それは自分が使いたい戦術とかがあるんで、獲得選手っていうのは分かれる」と続け、立場の違いの難しさを説明している。

 17日にはニース相手に8試合ぶりの白星を収めたほか、一部報道では現在ブラジルのアトレチコ・ミネイロの指揮を執るホルヘ・サンパオリ氏の新監督就任が確実視されるなど、少しずつ明るい兆しも見えているマルセイユ。選手、監督、クラブ、ファンが一体となり、ここから立て直しを図れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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