「私はカマディスタ」鎌田大地に惚れ込んだドイツ人ジャーナリストが熱烈な“ラブレター”を公開!「彼は特別だ」

2021年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「見ているだけで幸せになる」

熱烈なドイツの”カマディスタ”が鎌田の凄さを綴った。(C)Getty Images

 現地時間2月20日に行なわれたブンデスリーガ第22節のバイエルン戦で1ゴール・1アシストと躍動し、鮮烈なインパクトを残した鎌田大地。2-1で絶対王者を撃破する立役者のひとりとなった日本人アタッカーに、あるドイツ人ジャーナリストが熱烈な想いを明かしている。

 これまでに複数のフットボール関連の著作を出版している51歳のロナルド・レング氏は、ドイツ誌『Spiegel』への寄稿で、鎌田について「彼を見ているだけで幸せになる」とその稀有なタレント性を称えている。

「偉大なサッカー選手を発見する瞬間というのは、恋に落ちるようなものだ。一目惚れして、心臓が狂いそうなほど脈打つ。私は鎌田大地に同じことを感じている。娘にテレビの前で何をしているのかと聞かれても、ほとんど答えない。なぜならサッカーを見ているからだ。というよりも、『鎌田を見ている』。

 誰がブンデスリーガで優勝するとか、世界の強豪チームが展開する戦術だとかに興味はない。私は日本から来た24歳のワンダーボーイが、フランクフルトでどう成長していくかが知りたい」

 このように熱烈に鎌田への思い入れを記したラング氏は、「2019年8月1日、サッカーが見たいという息子に付き合ってヨーロッパリーグのフランクフルト対フローラ・タリンを観戦」して才能に出会い、「撃ち抜かれた」と明かしている。
 
「ただのパスの受け渡しだった。背番号40のアイントラハトの選手は、素晴らしい繊細さでボールを受けて取め、巧妙なテクニックでパスを出していた。彼の動きには信じられないほどの軽快さ、楽さがあった。

 まるで身体を持たずに、崇高とも思えるセンスとフィーリング、きらめくメンタリティのみで生きているかのようなプレーだった。こんなものはめったに見たことがないと思った。彼はフィールドで地面から離れ、浮遊しているかのように楽々と、そして堂々としていた」

 ラング氏はそれ以来、鎌田のことを追い続けているという。試合の中継を見るだけではなく、生観戦するために往復1600kmのドライブをしたり、ジャーナリスト仲間、フットボールファンとその凄さを語り合ったりしているそうだ。

【動画】ホッフェンハイム戦で魅せた鎌田の50メートル超の美パス&バイエルン戦の1G1Aはこちら

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