“匂わせ投稿”で話題を呼んだアデミウソンの新天地は中国? 地元メディアが大々的に報道「得点力はレオナルドほど…」

2021年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

異彩を放った点取り屋の新天地は…

ガンバ大阪で小さくない存在感を放ったFWアデミウソンの新天地は中国に決まったようだ。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグで異彩を放った点取り屋の去就が注目を集めている。元ガンバ大阪のブラジル人FWアデミウソンである。

 2月19日、昨シーズンまでガンバ大阪に所属したアデミウソンは、東京の銀座で撮影した自らの写真を公開した。3日前には「次の行き先は…」と母国ブラジルの空港でのショットを投稿し、新天地へ向かうことを匂わせていた元助っ人FWだっただけに、新たな所属先は「日本なのではないか」と話題を振りまいていた。

 しかし、どうやら新たな活躍の場は中国に決まったようである。国内最大級のネットワークを誇るポータルサイト『新浪体育』は、アデミウソンは中国2部の武漢三鎮と1月に基本合意したと大々的に報じた。

 同メディアによれば、アデミウソンは当初は1部の古豪である山東泰山への移籍が濃厚となっていたものの、同クラブが浦和レッズのブラジル人FWレオナルド獲得に路線を変更。そのため、新たな買い手を中国で模索していたという。

【動画】G大阪を牽引したアデミウソンのゴールシーンハイライトはこちら
 そうしたなかで、決定的になったと見られるアデミウソンの武漢三鎮との契約について『新浪体育』は、「武漢にとってはチームの勢いを加速させる補強だ」としたうえで、山東との交渉が破談した理由をレポートしている。

「アデミウソンは決定機を演出する力はずば抜けている。とはいえ、27歳と若くはなく、得点力という点ではレオナルドほどはない。すでにフェライニやモイゼスなど優れた中盤のタレントを抱える山東が彼に可能性を見出さなかったのはうなずける。彼らにとって緊急的に必要だったのは、ゴール前で仕事をするレオナルドのようなターミネーターだった」

 昨年10月25日に警察の事情聴取を受けた際に、基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転および報告義務違反の容疑を受けてしまったアデミウソン。その後、謹慎処分を経て昨年12月28日に契約解除を余儀なくされて以来、様々な憶測を呼んでいたブラジル人FWだが、再起をかけた新天地を中国に定めたようである。正式な発表を待ちたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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