「クボかニョムか、決断の時が来た」久保建英はこのままベンチに追いやられるのか? 指揮官の“賭け”に現地注目!

2021年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アレニャとクボが姿を消した」

ボルダラス監督(右)は久保をスタメンに戻すのか? (C)Getty Images

 現地時間2月19日に開催されるラ・リーガ24節で、久保建英が所属する14位のヘタフェは7位のベティスと敵地で対戦する。

 現地スペインでも注目を集めているのが、久保の起用法だ。時同じくして加入したカルレス・アレニャとともに、移籍後最初の2試合は期待通りの活躍を披露した日本代表MFは、今シーズン初の連勝に貢献した。

 しかし、1-5の大敗を喫したアスレティック・ビルバオ戦を境に、チームのパフォーマンス低下もあり、存在感が希薄に。ここ2試合はアレニャとともにベンチスタートが続いている。

 0-1で敗れた14日のレアル・ソシエダ戦後、ホセ・ボルダラス監督は、2人の新戦力を先発から外した理由について、「彼らのせいではないが、チームは多くのゴールを許した。守備レベルで力を失っていた」とし、ディフェンス強化のためだったと明かした。

 しかし、違いを作れる久保を外して右サイドハーフにSBが本職のアラン・ニョムを起用するなど"以前のメンバー"に戻した結果、攻撃ではほとんどチャンスを作れない状況が続いている。

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 引き続き守備に重きを置くのか、攻撃を改善するために久保やアレニャをスタメンに戻すのか――。ベティス戦を前に、スペイン紙『AS』紙は、「決断の時が来た」として、指揮官の選択に注目している。

「アレニャとクボは先週の試合(0-2で敗れたレアル・マドリー戦とソシエダ戦)でチームから姿を消した。ボルダラスは多くのゴールを許しているから、と主張した。それは真実だ。だが、この2つのゲームでは、ヘタフェは枠内シュートがなかった。決断の時が来たのだ」

 記事は、「(このまま)2トップにするのか、1トップの背後に、クオリティとフットボールを提供できる3人(久保、アレニャ、マルク・ククレジャ)を置くのか」と綴り、こう続けている。

「ニョムかクボかの決断は、(攻撃重視と守備重視の)どちらに賭けるのか、最大の象徴となる。従来のスタイルはこれまで大成功を収めたが、使い古されたように思われた。そこで冬に新戦力を獲得し、最初は彼らを興奮させたが、時が経つにつれてその効果が薄まっている」

 果たして、ボルダラス監督はベティス戦でどんな決断を下すのか。注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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