「プレーし続けたい」37歳の長谷部誠がフランクフルトでの現役続行へ意欲! “壮大な夢”も明かす

2021年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「いま、最も輝かしい日々を過ごしている」

1月に37歳になったが、第一線で活躍し続けている長谷部。 (C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトに所属する37歳・長谷部誠が、来シーズンの現役続行を希望していることを明らかにした。

 長谷部は今シーズンの序盤はリベロに出場していたものの、第14節のレバークーゼン戦でジブリル・ソウと中盤の底でコンビを組むと、以降はボランチに定着。この配置が功を奏し、チームは10試合無敗と上昇気流に乗っている。

 1月に37歳となったベテランは、2021年6月末で契約が切れる。しかし、こうした活躍ぶりから、アディ・ヒュッター監督は「おそらく来年の話をすることになるだろう」と語り、フレディ・ボビッチSDも「テーブルに着いて、話をすることになる」と契約延長を示唆していた。

 一時は今季限りでの現役引退も囁かれた長谷部は、現地紙『SPORTBILD』の取材でこのように語っている。

「2009年にヴォルフルブルクで11試合負け無しだったことはあり、その年はマイスター(優勝プレート)を獲得したチームになった。でも、いま最も輝かしい日々を過ごしていると感じる。だからこそ、アイントラハトでプレーし続けたいと考えている。ただ、誰にもプレッシャーはかけたくない。今後、数週間で話し合うことになると思う」
 
 さらに、現在リーグ3位と来季のチャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内にあるクラブについて、長期的な"構想"も抱いていると明かした。
 
「僕が7年前に来た時は、毎年のように残留争いがあった。けれどいま、フランクフルトはスポーツ面、そして経済面でも素晴らしい発展を遂げた。比較することは難しいけれど、サッカーの面では僕がこれまでプレーしてきたなかで最高のチームだと思っている。

 だからこそ僕らは、ドルトムントやボルシアMG、RBライプツィヒといった、バイエルンを追う立場のチームと肩を並べなければならない。長期的には、バイエルンに次ぐドイツのナンバー2となって、CLの常連になる可能性を秘めていると思う。そうなるためには、CLに毎年出場しなければならない」

 2018-19シーズンには終盤までは4位につけていたが、残り6試合で勝点を積むことができずに7位に終わったことを「忘れていない」という。

「僕らには力があり、クオリティを備えたチームであると自負している。でも、あくまで目の前の1試合1試合に集中し、きちんと勝つことを目標に、謙虚な姿勢で進まなけらばならない」

 次節は20日、バイエルンと対戦する。好調なチームの中心にいる長谷部は、絶対王者を相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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