【浦和】三笘に続けるか。中央大卒のドリブラー大久保がプロ1年目の目標を語る

2021年02月17日 サッカーダイジェスト編集部

「あの選手を目標にというか、ああいうプレーで沸かせたい」と語る同僚は…

プロ1年目に向けて意欲を語った大久保。インパクトを残せるか。写真:徳原隆元

 浦和レッズの大久保智明が2月17日、オンラインで複数メディアの取材に応じた。

 中央大から加入した大久保は、3年次の夏(19年7月)には内定が出ていた有望株。なによりの持ち味はスピード溢れるドリブルで、「キャンプでは右サイドをやる機会が多くて、ボールを持った時は自信を持ってやれている」と手応えを語る。

 内定が出た後は19年、20年シーズンと続けて浦和の特別指定選手となりながらも、相次ぐ怪我の影響でなかなかトレーニングに参加できなかった。それでも「去年や一昨年は練習生という雰囲気でしたけど、やっと一員になれた。この2021年シーズンの始動に100(パーセント)で入れるように、準備して切り替えて過ごしていました」と、来たるプロ1年目に照準を合わせてきたという。

 ただし実際にプロの環境に身を置くと「戦術的なところはまだまだ実力不足がある」と課題も痛感。それでも「戦術理解に対して、すごくやってきたわけではなかったんですけど、田中達也選手だったり、いろんな選手と話しています。自分の特長はドリブルだけど、チームあっての自分なので、それをどう融合させるかをキャンプ中は考えてプレーしていて、それが日に日に良くなったのかな」と日々、成長を実感している。
 
 そんな大久保が同じポジションで見て学んでいるのが関根貴大だという。「やっぱりドリブル、局面打開はひとつ抜けた能力があると思う。あの選手を目標にというか、ああいうプレーで沸かせたい」と語り、刺激を受けている。

 一方で、「それ以外だと槙野(智章)選手や宇賀神(友弥)選手はチーム全体を見て声を出していたり、組織として良い方向に持っていこうという心がけを感じる。そういうところは見習うべきだし、自分もそういう声掛けがあるとチームのために頑張りたいと思う」と、ふたりの副キャプテンからはプロとしての振る舞いを学ぶ。

 昨年川崎13ゴールを挙げた三笘薫をはじめ、大卒ルーキーの活躍が目立つ近年のJリーグとあって、大久保もその潮流に乗るかもしれない。目標は「具体的には10ゴールを掲げている」。インパクトを残せるか、大学屈指のドリブラーに注目したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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