「デュエルの王様だ」遠藤航、ブンデス最強の球際の強さに指揮官も絶賛「彼は進化を続けている」

2021年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブンデス21試合フル出場を継続している

負傷離脱しているゴンサロ・カストロにかわり、キャプテンを務めている遠藤。(C)Getty Images

 現地時間2月13日に行なわれたブンデスリーガ第21節で、遠藤航が所属するシュツットガルトはヘルタ・ベルリンと1-1のドローに終わった。

 背番号「3」をつけた遠藤航はキャプテンマークを巻き、21試合連続先発出場を果たした。現地紙『BILD』の採点ではこの試合唯一のスコアラーであるサーシャ・カライジッチと並ぶ「2」を付け、遠藤のパフォーマンスを高く評価している。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 また、21試合を終え、デュエル勝利数でもブンデストップを維持している。これまでの勝利数は326で、2位のダニエル・カリジューリ(アウクスブルク)の290に大きく差をつけている状態だ。
 
 さらに現地紙『Stuttgarter Nachrichten』は、「遠藤航。デュエルの王様」と称え、このように綴っている。

「ここ最近の試合は、主将のゴンサロ・カストロが負傷しているため、ワタル・エンドウがキャプテンとしてシュツットガルトのフィールドに立っている。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督は、彼がまだ進化を続けていると語る。監督がかつて"銀行"と例えた彼の蓄えは、かさを増し続けているようだ」

 そして『BILD』も「シュツットガルトで驚くべき変貌を遂げた選手のひとり。スベン・ミスリンタートの慧眼に適った彼の市場価格は今、入団時に比べて640万ユーロを上乗せした800万ユーロ(約10億円)に上昇している」と綴っている。

 ドイツで2季目にして円熟味も増している28歳MFは「デュエルの王様」としてブンデス1年目のシーズンを駆け抜けるのだろうか。現地メディアも期待を込めて、その動向を見守っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事