「彼は臆病者たちのせいで…」ネイマール父、負傷離脱した“愛息”への批判に憤慨!「本当に泣きたい状況」

2021年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

当の本人は“弱音”を吐露

全治4週間の怪我を負って離脱を余儀なくされたネイマール。 (C) Getty Images

 セレソンの至宝に非難が相次いでいる。パリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWのネイマールだ。

 事の発端は、現地時間2月10日に行なわれたカーン戦(フランス・カップのラウンド・オブ32)での負傷だ。接触プレーで倒れ込んだネイマールは苦悶の表情を浮かべながらピッチを去った。

 試合から2日後にパリSGは、左内転筋の損傷によってネイマールが、全治4週間の離脱を余儀なくされたことを公表。今月16日に行なわれる古巣バルセロナとのチャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16第1レグはもちろん、来月10日に控えている第2レグの出場も微妙な状況となった。

 診断結果からも分かる通り、ネイマールが実際にファウルを受けたのは間違いないはずが、SNS上では「ダイバー」や「過剰演技」と批判する声も少なくなかった。カーンの指揮官パスカル・デュプラスは、沈痛な面持ちでピッチを去った相手エースを見て、こんなコメントまで残している。

「うちの選手たちに対する相手のファウルはPKだったと思っている。あくまで個人的な意見さ。ただ、私は泣き言を言うつもりはない。私はそれほど弱虫じゃないし、これはネイマールの仕事だからね」

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 この敵将の痛烈な皮肉に黙っていなかったのが、ネイマールの父ネイマール・シニアだ。自身のインスタグラムでデュプラス監督の写真を掲載し、こう綴った。

「あんたみたいな指導者やあの低レベルかつ偏った審判、怠慢で沈黙を続けるリーグ、物事を部分的にしかみないジャーナリスト。そういう臆病者たちのせいで、彼(ネイマール)は泣かなきゃいけない。私の息子はあなたがたが思っているのとは違い、本当に泣かなければいけない状況だよ」

 当の本人も、自身のインスタグラムで「選手だろうが、コーチだろうが、コメンテーターだろうが、だれからであっても、『彼は叩かれなければいけない』『ダイバーだ』『泣き言ばかり』『子ども』『甘やかされている』と言われるのは悲しすぎる」と珍しく弱気に心境を綴っている。

 一部のメディアは、ネイマールが毎年の通例行事となっている妹のラファエラさんのバースデーパーティー(3月11日)に参加するために離脱するのではないかという、疑いの目で見てさえいる。そうした周囲の喧騒を吹き飛ばすには、ピッチで見返すしかないが、果たして本格復帰はいつになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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