「史上最もおかしな助走は滑稽でしか…」元新潟助っ人ホニのクラブW杯でのPK失敗が海外メディアで物議!

2021年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「笑いの種」とも…

思い切ったシュートモーションでPKに臨んだホニだったが、その狙いは功を奏さなかった。 (C) Getty Images

 世界の檜舞台での失敗だっただけに、それは文字通りの痛恨だった。

 現地時間2月11日に行なわれたクラブワールドカップの3位決定戦で、南米王者のパルメイラス(ブラジル)は、スコアレスでPK戦までもつれ込む激闘の末にアフリカ王者のアル・アハリ(エジプト)に敗れた。

 大会初戦で北中米カリブ海王者のティグレスに競り負け、クラブ史上初の世界制覇の機会を逸していたパルメイラス。3位になり、何とか面目を保ちたいところだったが、PK戦で頼みのエースがミスを犯してしまう。アルビレックス新潟でもプレーした経験があるFWホニだ。

 重要な一人目を任されたホニだが、自信を持って臨んだキックが仇となる。ペナルティエリアから飛び出るほどの長い助走を取ると、素早く駆け出してから細かいステップに切り替えて、相手守護神モハメド・エル・シェナウィを揺さぶると、シュートの直前で大きくジャンプしながらキック。しかし、渾身のショットはコースが甘く、難なくストップされてしまったのだ。

 パルメイラスは、連鎖するかのようにルイス・アドリアーノとフェリペ・メロという主力2人も失敗した。だが、批判の矛先は、独特なシュートモーションで奇をてらったホニひとりに向けられているようだ。

【動画】奇妙な助走からまさかのPK失敗。ホニのシュートシーンはこちら
 ブラジルのポータルサイト『UOL』は、「全くもって馬鹿げたPK。ウサギのように飛び跳ねて意表を突いたが、彼の史上最もおかしな助走によるシュートは滑稽さでしかなかった」と酷評。さらにロシアの公共放送『RT』は、「ファンは忌々しく思うだろう。笑いの種だ」と批判し、スペイン紙『Marca』は、こうレポートした。

「世界の舞台でやらかした。奇妙な助走から摩訶不思議なジャンプで蹴り込んだシュートは、あっさりと止められてしまったのだ」

 思わぬ形で世界中から注目を浴びる格好となってしまったホニ。キャリア初の世界戦で意気込んでいたが、ノーゴールにPK失敗と散々な結果に終わってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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