「ズラタンはマクドナルドで金を払わない」元同僚が明かすイブラヒモビッチの豪快エピソード!「スーパースターだからと…」

2021年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「イブラはごう慢じゃない」

その圧倒的なカリスマ性で異彩を放ってきたイブラヒモビッチ。そのスタイルは若き日から変わっていないようだ。 (C) Getty Images

 自らを「王」または「神」と呼ぶズラタン・イブラヒモビッチの強いパーソナリティーは、若かりしころから変わっていない。

 かつてアヤックスでイブラヒモビッチのチームメイトだったジョーイ・ディドゥリツァは、当時からイブラヒモビッチが「オレ様キャラ」だったことを明かしている。

 ミラン専門サイト『PIANETA MILAN』のインタビューでディドゥリツァは、「ある日、自分と彼でマクドナルドに行ったんだ。2001年か02年ごろかな。正確には覚えていない。自分が運転し、彼が『ビッグマックふたつとこれ、これ、あれ』って具合に注文した」と振り返った。

「ドライブスルーで注文して、車を停めて待っていたら、ある人がハンバーガーいっぱいのマクドナルドの袋を2つ運んできた。ズラタンに支払ったのか聞いたら、彼はこう言ったんだ。『ジョーイ見たか? オレはズラタンだ。ズラタンはマクドナルドに支払わない』とね。一緒に爆笑したよ」

 ただ、これはイブラヒモビッチの作戦だった。ディドゥリツァは「ずる賢いことに、彼は袋を持ってきた人と知り合いなのを自分に言っていなかったんだ。1週間後、別の選手の家でその人を見た。ズラタンが住所を書いたカードを渡して招待していたんだ」と続けている。

【動画】圧倒的存在感! イブラヒモビッチがアヤックス時代に決めた5人抜き弾はこちら
「知り合いだったのに、彼はまるでズラタン・イブラヒモビッチはアムステルダムの王であるかのように振る舞っていたのさ。ズラタンだから、スーパースターだから、マクドナルドに払う必要なしとね」

 スウェーデンの伝説FWの豪快エピソードを明かしたディドゥリツァは、「ごう慢な人は言うだけで結果を出さない。でも、彼は常に行動が伴っている。あれは自信であってごう慢じゃない」と、イブラヒモビッチの真の人となりにも言及している。

「彼には2つのパーソナリティーがあるんだ。彼の友人で、2人だけでいたら、まったく違うんだよ。でも、第3者が入ってくると『ズラタンショー』の始まりだ。友人として言えるのは、ズラタンは素晴らしい男だということ。彼のその側面を本当に知る人は少ない。ズラタンはだれでも近づける人じゃないからね」

 イブラヒモビッチが長年サッカー界で人気を博してきたのは、ピッチでエリートクラスの活躍を見せてきたからだけではない。今年10月で40歳となる点取り屋からはまだまだ目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】圧倒的存在感! イブラヒモビッチがアヤックス時代に決めた5人抜き弾はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事