久保建英が所属するヘタフェは現地時間２月９日、ラ・リーガ第１節の延期分で、レアル・マドリーと敵地で対戦し、０-２で敗れた。

　前節から中２日ということもあり、久保が５試合ぶりにベンチスタートとなった一戦で、ヘタフェは立ち上がりから圧倒的にボールを支配される苦しい展開となる。

　それでもなんとかスコアレスで折り返すと、迎えた54分に、３枚替えを慣行。満を持して久保を投入したものの、直後の60分に先制を許すと、立て続けに66分にも失点。王者相手になす術なく敗れた。

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　ファンからは嘆きの声が挙がるなか、スペイン紙『AS』では「全くよくなかった」と肩を落とす、ホセ・ボルダラス監督の敗戦の弁を伝えている。
 

「コンプレックスを抱え、恐怖心を持って試合に入っていた。私たちは変わらなければならない。チームはほとんど何も生み出していないし、守備的にも非常に脆弱だ。マドリーはほとんど全ての任務を完遂していた」

　そのうえで19歳の日本代表MFには、具体的な課題を挙げている。

「もっと１対１での積極性とスピードを求めたい。そしてフィジカル面でも成長していかなければならない。彼は若く、改善の余地がある。少しずつ貢献し、チームを助けてくれるだろう」

　指揮官の厳しいコメントは、同時に期待の裏返しともとれる。新天地で早くもぶつかった壁を、久保は残り越えることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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