「“白旗”を叩きつけた」久保建英が途中出場したヘタフェ戦で、マドリー指揮官ジダンが突然の激昂! 一体なぜ?

2021年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝利目前の試合終盤で、驚きの行動に

勝利目前にもかかわらず、苛立ちを露わにしたジダン監督。(C)Getty Images

 現地時間2月9日、ラ・リーガは延期していた第1節の試合を行ない、レアル・マドリーは日本代表MF久保建英が54分から途中出場したヘタフェを2-0で下し、勝利を収めた。この勝利でマドリーはリーグ2連勝を飾り、2試合消化が少ない状態で首位に立つアトレティコ・マドリーに5ポイント差で2位につけている。

 しかし、現地では勝利よりも、試合の最中にジネディーヌ・ジダン監督が見せたある行動に注目が集まっている。89分、カリム・ベンゼマ、フェルランド・メンディの2ゴールでリードしているなか、ベンチにいたジダン監督はタオルを使い、顔や頭をぬぐい、さらにはコートについた水滴などをふき取った。

 驚きの行動はその後だ。ジダン監督はおもむろにタオルを足下に叩きつけたのである。直後に我に返ったのか、すぐに自らそのタオルを拾い上げたが、突然の激昂と豹変ぶりは海外メディアとファンを驚かせているようだ。
 
 英紙『Daily Mail』は「ジダンはスペインでのタイトルレースを諦めないと発言しているが、この試合ではその言葉通り"白旗"を叩きつけた。だが、その表情は冴えず、明らかに何かに満足していない様子だった」と綴っている。また、『ESPN』南米版も「勝利を得たが、ジズーの心中は全く穏やかではなかったようだ。なにせ、地面に思い切りタオルを投げつけている!」と驚きを以って報じた。

 また、現地ファンからは「まあ彼はそういう人だから」「何かがあったんだろうな……」といったジダンを思いやる声のほか、「タオル・マドリーに改名するか」「頭のなかに誰がよぎったんだろう」「この試合で最高のハイライトだった」といった声も上がっている。

 つい先日は、記者会見で進退を問いかけた記者に対して怒りを露わにするなど、ここのところ指揮官の心穏やかではない状況が続いている。果たしてこの時、ジダンの脳裏には何がよぎったのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】試合終盤、2点リードで勝利目前のはずが…突然ジダン監督が怒りを露わにしたシーンはこちら
 

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