「まさに優等生だ!」元サウサンプトン主将が南野拓実に感じた“可能性”「10番と9番をミックスしたプレーは…」

2021年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

初陣でのデビュー弾を褒めちぎる

利き足ではない左足で強烈な一撃を決めた南野。このニューカッスル戦での目の覚めるようなゴールはOBも唸らせた。 (C) Getty Images

 南野拓実の評価が急上昇している。

 今月2日(現地時間)にリバプールから今シーズン終了までのローンで、サウサンプトンに正式入団した南野は、6日に行なわれたプレミアリーグ第23節のニューカッスル戦でデビューを飾ると、いきなりゴールをマーク。試合後に「契約してよかった」と絶賛したラルフ・ハーゼンヒュットル監督やファンを驚かせた。

 リバプールで出場機会に恵まれなかった日本代表FWの獲得には、懐疑的な声も小さくなかったが、それを見事に一蹴した形だ。そんな南野に対しては、かつてクラブを牽引したキャプテンも太鼓判を押している。

 2009年から約4シーズンに渡ってサウサンプトンでキャプテンを務めあげたディーン・ハモンドは、ニューカッスル戦後に収録されたサウサンプトン専門のポッドキャスト番組『Final Whistle podcast』で、「タクミはとても知性的に見えたね」と、鮮烈デビューを飾った26歳を褒めちぎった。

「とてもしっかりした選手で、その姿勢も素晴らしく見えた。両足は遜色なく使えるし、プレーには知性が感じられる。前半、レドモンドのプレーに合わせてペナルティエリアに走りこんだ動きは、まさにそれだった。そしてゴールだ。10番と9番をミックスしたプレーはかなりよかった。ファーストタッチはファンタスティックで、利き足ではない左足でニアを破ったところも良い」

【動画】これがサウサンプトンでの初陣ゴラッソ! 南野拓実のデビューハイライトはこちら
 さらに「彼がハイレベルな選手であることは間違いない」と称賛したレジェンドは、こうも続けた。

「エクセレントなゴールを決めて、自信を掴むことができた良いデビュー戦だったと思う。まさに優等生だよ。僕は彼との契約はクラブにとって本当に効果的だと感じられるね」

 デビュー戦で大いなる可能性を示した南野。プレミアリーグで5連敗を苦しむチームにあって、その存在感は増すばかりだ。

【動画】敵将が嘆いたニューカッスルMFの南野拓実に対する「馬鹿げた」退場シーンはこちら

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】これがサウサンプトンでの初陣ゴラッソ! 南野拓実のデビューハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事