「酷い守備でやられた」AT被弾でドローのマンU守護神デ・ヘアに再び批判殺到! 伝説OBは「勇敢じゃない」と非難

2021年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「理解できない」守護神の起用

自らのミスから流れを明け渡してしまったデ・ヘアに批判が相次いでいる。 (C) Getty Images

 現地時間2月6日に開催されたプレミアリーグ第23節で、マンチェスター・ユナイテッドはエバートンと3-3で引き分けた。勝てば暫定ながら首位マンチェスター・シティと並んでいただけに、2ポイントを落としたのは痛手だ。

 前半で2点をリードしたマンチェスター・Uだったが、後半の立ち上がりに1点を返されると、直後にも追加点を献上。スコット・マクトミネイのゴールで一度は勝ち越したが、試合終了直前のアディショナルタイムにドミニク・キャルバート=ルーウィンに同点弾を決められた。

 この結果を受け、マンチェスター・Uの守護神が批判を受けている。49分にエバートンの猛反撃を生み出したアブドゥライ・ドゥクレのゴールは、キャルバート=ルーウィンのクロスをダビド・デ・ヘアが弾いたこぼれ球を押し込まれたものだったからだ。

 自らのミスから失点を招いたデ・ヘアには批判の声が寄せられている。英衛星放送『Sky Sports』で解説を務めたユナイテッドOBのガリー・ネビルは「守備では本当に酷いときがあった。とくにデ・ヘアの弾きは本当に弱かった」と苦言を呈した。

「ユナイテッドは良いプレーをしていたと思う。前線の2人はお見事だった。だけど、守備はひどかったよ。これまでとはまるで逆みたいだった。プレーは悪くても、攻撃で良い時間帯を作って試合に勝っていたのが、今夜は良いプレーだったのに酷い守備でやられたんだ」
 

 さらにネビルは、「最後の場面でデ・ヘアはボールに向かって前に出ることもなかった。GKにはストライカーを食ってもらいたいと思うものだ」と続けている。

「デ・ヘアはもう少し勇敢になれたか? 私がユナイテッドのDFなら、あのプレーは不満だろうね。キャルバート=ルーウィンは勇敢だったがが、デ・ヘアはそうじゃない」

 また、元イングランド代表FWのアグボガブリエル・アグボンラホールは、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』で、「デ・ヘアについては何度言ってきた?」と、オレ・グンナー・スールシャール監督に守護神交代を求めた。

「ディーン・ヘンダーソンが先発出場すべきだ。デ・ヘアはあまりに多くのミスをしてきた。彼は外されるべきだと思う。でも、スールシャールはそういう監督ではない。何をしようが、デ・ヘアが出るんだ。理解が出来ないね」

 近年、ミスを重ね、辛辣な批判を浴びせられることも少なくないデ・ヘア。今回のプレーはあまりに痛恨だったが、それでもなお、指揮官からの信頼は揺るがないのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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