「人として立派」「みんな見習うべき」トリノ主将のフェアプレーに絶賛の嵐! チームは見事0-3から…

2021年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

相手DFにイエローカードが提示されたが…

ボナッツォーリの劇的同点弾に喜びを爆発させるベロッティ(左)。(C)Getty Images

 トリノのキャプテンが見せた振る舞いが、世界中から称賛を集めている。

 現地時間2月6日、セリエA第21節でアタランタとの一戦だ。0-3と大量リードを許し迎えた33分、ゴール前中央でボールを持ったイタリア代表FWアンドレア・ベロッティはさらに奥へと仕掛けるが、ドリブルの途中で転倒してしまう。

 このプレーで主審は、マッチアップしていたクリスティアン・ロメロにイエローカードを提示する。すると、その判定に対し、なんとベロッティが異議を申し立てたのだ。というのも、ロメロの手や足は全くかかっておらず、自発的に倒れただけだったからだ。

 主審との話し合いの結果、判定は取り消しでドロップボールとなり、ボールはアタランタのGKへ返された。

【動画】劣勢のなか、"グレートキャプテン"が見せた紳士的振る舞いはこちら

 是が非でも得点が欲しいなか、絶好の位置で得たFKを自ら放棄する、スポーツマンシップに溢れるプレーにはファンも絶賛。SNS上には熱いメッセージが続々と寄せられている。
 
「人として立派な振る舞い」
「みんな見習うべき素晴らしいものだ」
「フェアプレーの塊みたいな選手だな」
「グレートキャプテン」
「サッカーってこういうところも好き」
「彼にFIFAフェアプレー賞を贈ってくれ!」

 なお、試合はその後、42分にそのベロッティが反撃の口火を切る1点を奪うと、前半アディショナルタイム、84分にも加点。見事に3-3の同点に追いついている。キャプテンの紳士的な振る舞いに、「サッカーの神様」が味方したかのような劇的な展開だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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