不運すぎる59分交代の久保建英、“痛恨判定”に抗議…両指揮官にレッドの大荒れ試合で、主将退場のヘタフェはセビージャに完敗

2021年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

立ち上がりは左サイドでプレー

セビージャ戦で4試合連続の先発を飾った久保。59分までプレーした。 (C)Getty Images

  現地時間2月6日に開催されたラ・リーガ第22節で、久保建英が所属するヘタフェが強豪セビージャとのアウェーゲームに臨んだ。

 4試合連続のスタメンに名を連ねた久保は、立ち上がりこそ4-2-3-1の左サイドハーフでプレーしたものの、8分過ぎあたりからククレジャと位置を入れ替え、得意の右サイドに回った。

 そのヘタフェは20分、右SBダミアン・スアレスのアーリークロスにMFマクシモビッチがヘッドで合わせるも、惜しくも枠を捉えられない。

 前半は主導権を握ったセビージャの素早いパスワークの前に、守備に回る時間が長くなる。久保も対面のオカンポスの突破に手を焼き、ディフェンスのタスクが多くなった。

 26分には、久保のボールロストからピンチを招き、オリベルのクロスからオカンポスにヘディングで狙われるが、わずかに左に外れて難を逃れた。37分にもショートカウンターからオカンポスにゴールを許したが、VAR検証の末にハンドがあったとして取り消される。

 前節のアラベス戦と同様、中盤を省略したロングボール主体の攻撃となり、なかなかボールに触れなかった久保は44分、ようやく前を向いて仕掛けて、マクシモビッチにパス。セルビア代表MFの際どいシュートを引き出した。

 後半に入って54分、ヘタフェに痛恨の事態が起きる。ボールをクリアしようとした際に、オカンポスの足を踏み付けたとして、キャプテンのCBジェネが一発退場となったのだ。この判定にレフェリーに抗議をする場面もあった久保は、DFカバコを投入せざるを得ない状況になったため、不運にも59分で交代となる。

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 このプレーでエース格のオカンポスが負傷退場になったことに腹を立てたセビージャのロペテギ監督がヘタフェのベンチに文句を言うと、ボルダラス監督も応戦。もみ合い寸前となり、両指揮官にもレッドカードが提示される大荒れの展開となる。

 数的不利となったヘタフェは67分、ジョルダンのパスから、入ったばかりのムニルにゴールを奪われて先制を許す。

 さらに87分に新戦力のゴメスにゴラッソを叩きこまれたヘタフェは、89分にもエン=ネシリにゴールを奪われ万事休す。0-3の完敗を喫し、3試合勝ちなしとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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