「二度とこんなプレーをしてはいけない」久保建英が露呈した“課題”をマドリー寄りメディアが指弾「ビジャレアル時代と同じ問題が…」

2021年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「トップクラブでプレーするには改善が必要」

直近の2試合ではポジティブな印象を与えられなかった久保。(C)Getty Images

 レアル・マドリーが保有する久保建英は、20年夏にビジャレアルに加入したものの、ウナイ・エメリ監督の下で満足な出場機会を得られず、今冬にヘタフェへの期限付き移籍を決断した。

 その新天地では、先発3回を含む4試合に出場しているが、最初の2試合(エルチェ、ウエスカ)では今シーズン初となる連勝に貢献するポジティブなパフォーマンスを見せたものの、続く2試合(アスレティック・ビルバオ、アラベス)ではインパクトを残せなかった。

 マドリー寄りのメディア『The Real Champs』は、そのアスレティック・ビルバオ戦とアラベス戦の分析記事を掲載。日本の19歳に対して、厳しい評価を下している。

「クボがマドリーでプレーしたいのなら、このようなプレーを二度としてはいけない。トップクラブでプレーするには、もっと改善が必要だ」

 記事は、この2試合でビジャレアルの時と同じ問題、すなわち「試合に関与していない場面が散見された」と指摘している。

 まずビルバオ戦については、「スタートは悪くなかった」とし、開始18秒の先制弾の起点となった久保のパスカットを、「ポジショニングがとても速くて良かった」と称えた。だが、その後の89分は、「大きな貢献ができず、酷いものだった」と辛辣。「クボだけでのせいではないが、ボールを数回失い、ビルバオの強力な守備陣を前に効果的でなかった」と綴った。

【動画】現地メディアも注目! 久保のパスカットから始まった電光石火の18秒弾はこちら
 続くアラベス戦は、ビルバオ戦と違い、ヘタフェが圧倒的にボールを持っていたにもかかわらず、「クボは全体的に悪かった。ビジャレアルで先発した時と非常によく似てた。ほとんど存在感がなく、何も寄与していなかった」と酷評した。

 そして、最後に「彼はもっとうまくやれる。チームで最高の選手の一人になることができる。なのに、それを継続的に見せてくれない。たくさんのプレーヤーがそうなるのを見てきたが、それがとても苛立たせる」を締めくくっている。

 6日のセビ―ジャ戦の後、ヘタフェは9日にマドリーと敵地で対戦する。この保有元との対戦で、久保はジネディーヌ・ジダン監督にアピールできるか、大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】現地メディアも注目! 久保のパスカットから始まった電光石火の先制弾はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事