トッテナムでも精彩を欠くベイルが再びマドリーの“頭痛の種”に…久保建英への影響も現地紙が指摘!

2021年02月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

トッテナムは買い取らない方向か

ベイルがマドリーに復帰すれば、「EU圏外枠」を久保と争う可能性も…。(C)Getty Images

 トッテナムに戻ってからも、ガレス・ベイルは輝きを取り戻せていない。1月31日のプレミアリーグ前節ブライトン戦では、負傷したハリー・ケインの穴を埋める活躍が期待されたが、2か月半ぶりとなる今季リーグ2度目の先発出場を生かせず。チームは連敗を喫している。

 古巣復帰後もベイルが苦しんでいることは、保有権を持つレアル・マドリーにとっても悩みの種だ。スペイン紙『Marca』は2月3日、マドリーにとって大きな問題になり得ると報じた。

 今シーズンのベイルはトッテナムが消化した試合の半分にも出場していない。欧州の舞台ではスタメンに名を連ねてきたが、フル出場はなし。プレミアリーグでは、前述のとおり、先発出場が2試合のみだ。プレー時間はトータルわずかで783分だ。

 この状況では、トッテナムがベイルとの関係継続を考えなくても不思議ではない。イギリスのメディアでは、現時点でトッテナムはその方針とも伝えられている。

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 プレミアリーグで活躍し、トッテナムが完全移籍に踏み切れば、マドリーは高額サラリーのベイルと完全に道を分かつことになる。だが、出戻りとなれば、1年の契約が残るベイルの処遇を決めなければならない。

 そして、Marca紙は、その場合もベイルは契約最終年の条件の引き下げには応じない構えと報じた。新型コロナウイルスによる経済的打撃を受けている中で、これはさらなる痛手だ。

 加えて、記事はイギリスのEU離脱がマドリーをさらに悩ませると指摘した。ウェールズ代表FWは、復帰時にEU圏外枠扱いとなるからだ。同紙は「2021-22シーズンのスカッド編成でこの問題を考慮しなければならない。外国人枠をベイル、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトン、レイニエール、そしてクボ(久保建英)が埋める」と報じた。

 Marca紙は、これらの様々な課題から、トッテナム移籍前から「問題」だったベイルの処遇が「大きな問題」となることをマドリーが懸念していると伝えた。かつての輝きを失ったベイル、そしてフロレンティーノ・ペレス会長率いるマドリーは、夏にどのような決断を下すのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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