リバプール、格下ブライトンの堅守を打ち崩せずに1点に泣く。マンCとの大一番を前にに本拠地で痛恨の黒星

2021年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワンチャンスをモノにされて…

攻勢を強め、果敢に攻め込んだリバプールだったが、ブライトンの堅い守備ブロックを攻めあぐねた。 (C) Getty Images

 現地時間2月3日に開催されたプレミアリーグ第22節で、3位のリバプールは、本拠地アンフィールドで14位のブライトンを迎え撃った。

 前節に昨年末以来となる連勝を飾り、勢いに乗るリバプールだったが、今節もキックオフ直後に思わぬアクシデントに見舞われる。守護神のアリソンが病気のために欠場を余儀なくされ、控えGKのケレハーを抜擢した。

 立ち上がりから両軍がアグレッシブなサッカーを展開した試合は、随所で激しい肉弾戦が見られる一進一退の攻防戦が続いた。

 2節前のトッテナム戦で連敗をストップしてから連勝と自信を取り戻した感のあるリバプールは20分過ぎから小気味いいパスワークが繋がるようになると主導権を奪い、ボールを支配する。一方のブライトンは押し込まれる時間こそ続いたものの、3試合連続クリーンシートを記録している守備陣がクレバーな対応で応戦。相手の司令塔チアゴを起点にした仕掛けにも動じずに目立ったチャンスを作らせずに時間を消化した。

 両チームに見せ場も少なくスコアレスで迎えた後半も、前半と同様の展開となる。

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 主導権を握ったホームチームは、最終ラインと中盤がコンパクトな陣形を保ったアウェイチームの分厚い守備ブロックを打開できずに苦戦する。

 かたや我慢強く守り抜いていたブライトンは、ワンチャンスをモノにする。56分、敵陣の右サイドに開いたマーチのクロスをバーンがファーサイドから中央へ折り返すと、後方からエリア内に走り込んできていたアルサテが押し込んだ。

 先手を取られたリバプールは、63分にチェンバレンとオリギを同時に投入。この交代策で前線の推進力を高めるが、自陣に5バック気味の守備ブロックを敷き、より深い位置で守るようになったブライトンを攻めあぐねる。

 その後も両サイドを使って揺さぶりをかけながら攻勢を強めたリバプールだったが、ブライトンの集中した守りを前に決定機の創出には至らず。最後まで追いつくことができなかった。

 結局、試合は0-1でリバプールが敗戦。4日後に首位マンチェスター・シティとの大一番を控えたレッズにとって勝点3を積み上げておきたい試合だったが、相手の粘り強い守備に屈した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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