「何もできなかった」プレミアの名伯楽が南野拓実のサウサンプトン移籍に皮肉!「役に立つ選手であれば…」

2021年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リバプールにとってはフェアな決断だ」

リバプールから“武者修行”に出された南野に、プレミアでの実績十分の指揮官が持論を口にした。 (C) Getty Images

 冬のマーケット期限の土壇場でサウサンプトンへ"駆け込んだ"南野拓実の移籍は、現地でも注目されている。

 現地時間2月2日、プレミアリーグのサウサンプトンはリバプールに所属する日本代表FWの南野拓実を、今シーズン終了までのレンタルで獲得することを発表した。指揮官のラルフ・ハーゼンヒュットルが、「大事な時にチームに深みをもたらしてくれる」と語るほど、即戦力としての期待は高まっている。

 海外メディア『The Athletic』によれば、この移籍が実現したのは、今冬の移籍市場のデッドラインデーとなる1日の晩というまさに土壇場。リバプール側から半年レンタルという条件付きで交渉を持ちかけられたことがキッカケだった。

 期限ギリギリで行なわれたこの取引は、現地でも小さくない話題だ。そんな中で、英衛星放送『Sky Sports』の番組内で「(放出されたのは)彼がリバプールで何もできなかったからだろう」と持論を語ったのは、プレミアリーグでの経験が豊富な名伯楽ハリー・レドナップだ。

 2004-05シーズンにサウサンプトンを指揮した経験も持つレドナップは、古巣の日本人FW獲得について辛辣な意見を口にした。

【動画】クロップもおおいに喜んだ、南野拓実のプレミア初ゴールはこちら!
「まぁ、彼がクロップを納得させられなかったということだろうね。もしも、リバプールが彼を心底、気に入っていたら放出なんてする必要がないし、チームに残っていたはずだからね」

 さらに「スカッドに役立つ選手であれば、わざわざローンで出すことはしない」と経験則から意見したレドナップは、こう続けた。

「クロップが引き止めなかったということが全てを物語っている。現時点で役に立つ選手と感じていなかったのだろう。それに彼の状態は決して良いというわけではなかったし、能力も十分ではなかった。リバプールにとってはフェアな決断だと思う」

 プレミアでの知名度も高い名伯楽から皮肉られてしまった南野。期待される新天地で、周囲の喧騒をはね返す活躍を見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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