【大宮】「皆さまとJ1昇格!」佐々木則夫トータルアドバイザーとの契約更新を発表!女子チーム総監督と兼任

2021年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

塚本氏はアンバサダー10年目に突入

大宮が佐々木トータルアドバイザーとの契約更新を発表した。写真: 茂木あきら

 J2の大宮アルディージャは1月30日、佐々木則夫トータルアドバイザーと、塚本泰史クラブアンバサダーとの契約更新を発表した。

 佐々木氏は山形県出身の62歳で、現役時代は大宮の前身である電電関東とNTT関東でプレー。引退後は同クラブの初代監督、強化・普及部長などを経て、08年からなでしこジャパンの監督に就任。確かな手腕で11年にはワールドカップ優勝にも導いた。現職には16年11月より就いており、具体的な活動内容としてはクラブ、サッカーの普及活動、クラブの公式行事への参加、グローバル推進事業への協力などを行なっている。

 また現在は、今季から新たに設立された女子チーム、大宮アルディージャVENTUSの総監督も兼任。DF鮫島彩やMF仲田歩夢をはじめ、代表クラスの選手を次々と獲得し、そちらでも大きな注目を集めている。

 一方、塚本氏は埼玉県出身の35歳。08年に大宮に加入し、翌年にはリーグ戦21試合に出場して2得点を挙げ、チームの中心選手に成長。しかし10年、年初めのメディカルチェックにて病気(骨肉腫)が発覚。同年3月に手術を実施し、その後も抗がん治療を行ない無事完治も、ピッチからは離れている。アンバサダーは12年より務め、社会連携活動、クラブの公式行事への参加、クラブの広報活動などを精力的にこなしている。

 今回の発表を受け、ふたりは以下のコメントを発表している。
 
「大宮アルディージャをサポートしてくださっている皆さまと、トップチームはJ1昇格! そして新たに誕生した女子チームのVENTUS! コロナ禍により厳しい状況下ではありますが、ともに乗り越え、素晴らしいシーズンとなるために誠心誠意、頑張りますので、今シーズンもよろしくお願いいたします」(佐々木氏)

「今年もアンバサダーを務めさせていただきます。『リハビリと仕事を両立できる環境を』とクラブにご配慮いただき、クラブ初のクラブアンバサダーに就任させていただいてから今年で10年目になりました。もう一度ピッチへという思いと、大宮アルディージャを多くの方に知っていただこうという思いで活動してきました。病気をして10年目を迎えた昨年は、新型コロナウイルスの影響で大きなチャレンジができず、クラブとしても思うような結果が伴わず、非常に苦しいシーズンでした。

 今年は新しいクラブビジョンを掲げますし、必ずJ1の舞台に戻りたいと思います。個人としても何か大きなことにチャレンジし、開催ができるのであれば東京オリンピック・パラオリンピックの聖火ランナーの責務も果たしたいと思っています。今年も色々と制限がかかるシーズンになるとは思いますが、変わらぬ熱いご声援をよろしくお願いいたします」(塚本氏)

 社長と監督が代わり、新戦力も多数占めるほか、先日には"10番" 黒川淳史の残留も決定した大宮。5年ぶりのJ1復帰へ、万全の態勢で新シーズンに臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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