「給料が高すぎる」原口元気は今夏にハノーファーを退団か? 監督は残留を熱望もクラブの苦しい懐事情を現地指摘

2021年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督は延長希望も、給与支払いが難航か

調子をぐんぐんと上げている原口。監督からの信頼も厚いが…。(C)Getty Images

 ドイツ2部のハノーファーに所属する原口元気は、今年の6月末で現契約が切れる。指揮官のケナン・コチャックは契約延長を希望しているが、ここにきて金銭面が障害となっているようだ。現地メディア『SPORTBUZZER』が報じている。
 
 原口は今シーズン、18試合に出場して4ゴール・5アシストをマーク。前半戦は精彩を欠く試合もあったが、ここ最近は調子を上げており、チームのキーマンとして絶大な存在感を放っている。

 コチャック監督は、この10番について「彼はとても良い選手だし、一緒に仕事を続けたい」と明確に契約延長を希望する意思表示をしたという。

 だが、指揮官は「間違いなくそれ(契約延長)は簡単ではないだろう」とコメント。記事によれば、ハノーファーはコロナ禍で財政難に陥っており、「非常に厄介な状況で、給料を減らしたいと考えている」という。

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「チームは原口との契約延長を希望している。だが、これまで延長についての具体的な話し合いを躊躇している。クラブ側にとっては、彼が1部時代と同じ給与を受け取っていること、そしてシーズンを通してのパフォーマンスが不安定であることなどが、懸念事項のようだ」(『SPORTBUZZER』)

 現地では原口の出来は非常に高く評価されており、監督や同僚の信頼も厚く、ハノーファーに必要な選手であるとの見解は揺るいでいない。それでも金銭面の条件が、クラブに重くのしかかっているというのが実情のようだ。

 コチャック監督はさらに、「彼に残って欲しいという希望は伝えてある。だが、それ以外のことはゲンキと(SDの)ゲリー(ゲルハルド・ズーバー)の間の問題だ」と続けている。

 2018年6月に加入し、3シーズン目を迎えている29歳のMFは、残留するのか、それとも新天地を求めることになるのか。今夏の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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