「完全に開花した」STVV監督が今季12ゴールを達成した鈴木優磨に太鼓判!「あらゆる試合で重要な存在」

2021年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ムボヨとの関係も最高だ」

ベルギーで調子が上向いている鈴木。(C)STVV

 ベルギー1部のシント=トロイデンは、26日にアウェーでヘントと対戦する。試合に先立ち、ピーター・マース監督が前日会見に出席し、好調が続いている鈴木優磨に言及した。

 前節ムスクロン戦は0-2で敗れたものの、鈴木はリーグ戦で12ゴール・2アシストをマーク。得点ランキングでも3位タイと、鮮烈な存在感を放っている。

 現地メディア『VOETBALKRANT』は、「スズキがゴールを決めれば、チームは勝利する。これがここ1か月間の呪文のようなものだった。彼は直近7試合で7ゴールをあげ、5つの勝利に貢献した。出場時間1943分で12ゴール・2アシストという数字は、139分に1ゴールという統計になる。決して悪くない数字だ」と伝えている。
 
 こうした鈴木の好調ぶりを、指揮官も手放しで称賛した。

「彼はあらゆる試合で重要な存在だ。ゴール前でとても簡単に得点するし、難しい、堅い試合では前線のポイントとなる存在。勝点を得るために非常に重要な存在だ。彼はアジア人で、私は彼のことをほとんど理解できない。でも、今はフットボールの楽しさを見つけて、完全に開花している。私は、彼に足りていない部分を伸ばすために、力を貸していきたいと思っている」

 そして、相方となったイロンベ・ムボヨとの関係は「最高の相性である」と認識していると述べた。

「ムボヨは非常によく働き、良いポジショニングができる、理想的な避雷針だ。そのおかげで、スズキはよりよいパフォーマンスを発揮することができる。ムボヨは決して利己的ではない。スズキとふたりでお互いにゴールを与え合えば、それがチームにとってベストであると知っているんだ」

 STVVに在籍していた日本人プレーヤーでは、鎌田大地が2018-19シーズンに15ゴール・7アシスト(プレーオフ含む)という数字を残している。リーグ戦のみに絞れば現時点の鈴木と同じ結果であるだけに、"先輩"超えを果たせるのかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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