「審判への負荷は増すばかり」家本主審がVARに5つの提言。ファンからは大胆提案「いっそのこと…」

2021年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これ5番目はかなり気になるところだな」

VARに関する鋭い意見を飛ばした家本氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 サッカー審判員の家本政明氏が1月27日、自身のツイッターを更新。鋭い意見を飛ばし、注目を集めている。

 広島県出身で47歳の家本氏は、1996年に当時史上最年少で1級審判員の資格を取得。その後、京都サンガでのクラブスタッフとしての活動などを経て、2005年からプロフェッショナルレフェリーとなり、国際審判員としても活躍。その世界の第一人者として、ここまでJ1通算316試合の笛を吹いている。

 現在は、ツイッターの名前にも「開幕戦に向け追い込み中(全身筋肉痛中)」と添えたように、来月に迫る新シーズンに向け、準備を進めているようだ。そのなかで同氏は、今季から再導入されるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について言及。以下のように5つの問題点を挙げた。

「解釈は人によって異なる」
「誤審は完全にはなくならない」
「得点してもすぐには喜べない」
「正しさを追求すれば最終決定に時間がかかる」
「オフサイドは2Dラインを使って判断するので誤差がかなりある」
 
 そのうえで最後は「審判への負荷は増すばかりです」と締めくくった今回の投稿。扱う側からの切実なメッセージには、数多くのファンも反応。感想やコメントが続々と寄せられている。

「明らかな誤審させなければまあいいかなー」
「ある程度の曖昧さのもとにサッカーの面白さがある」
「つま先がでてたからオフサイド的なVARはやめてくれ」
「導入したらしたで文句言われるし、しなきゃしないで文句言われる」
「これ5番目はかなり気になるところだな」
「3番目が凄く痛いなー、スポーツ観戦の魅力を半減させる」
「いっそのこと主審を増やそう」
「チャレンジ権導入で、失敗したら交代枠一つ減るはどうでしょう」
「時代が変わればサッカーも変わるってことなんかね」
「VARとて万能ではなく、あくまでジャッジを補完するツール」
「ボチボチAI審判の登場だな」

 賛否両論の巻き起こるVAR。この問題に決着がつくときは来るのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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