【J1採点&寸評】鳥栖×山形|貫録を見せた豊田が鳥栖に勝点3を運ぶ

2015年04月13日 サカクラゲン

鳥栖は勝利したものの、低調な内容に終始。

【警告】鳥栖=高橋(56分) 山形=西河(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】豊田陽平(鳥栖)

【試合内容】
 鳥栖は試合開始直後から山形のプレスに手こずって劣勢に立たされるが、サイドを上手く使って攻め返す。前半終了間際には松岡のシュートがポストに直撃する、この試合最大のピンチを迎えた。
 
 後半に入ると、ロングボールを使う山形に押し込まれてしまう。交代出場した林にボールを集められ、たびたびゴールに迫られた。しかし、80分に試合を動かしたのはホームの鳥栖。中盤でボールを奪って左サイドに展開すると、吉田が折り返したクロスを豊田がヘッドで決めて、これが決勝点に。苦しみながら勝点3を手にした。

【J1採点&寸評】1stステージ・5節 全9試合の評価をチェック!

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・5節

【チーム採点・寸評】
鳥栖 6
山形のプレスに縦の攻撃を封じ込まれる。勝敗を分けたのは、ワンチャンスを決め切るエースの力。薄氷の勝利を掴んだ。
 
山形 5.5
内容は鳥栖を上回っていた。倍以上のシュートを放つも、ことごとく止められ惜敗。決定機を決め切る力が足りなかった。
 
【鳥栖|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6.5
前半から多くの決定機を防いで、無失点勝利に大きく貢献。連敗ストップの主役となった。
 
DF
16 チェ・ソングン 5
積極的な攻撃参加は評価対象。しかし、肝心の守備では立ち上がりから狙われて危ないシーンも。
 
36 菊地直哉 6
コンパクトな守備陣形を最後まで統率して、数多かった相手の決定機を凌ぎ切る活躍を見せた。
 
29 谷口博之 5.5
セットプレーでは見せ場を作ったが、CBとしては今ひとつ。寄せきれずにシュートまで持ち込まれていた。
 
23 吉田 豊 6.5
前半から左サイドで果敢な攻め上がり。精度の高い折り返しで豊田の決勝ゴールを引き出した。
 
MF
8 水沼宏太 6
ピッチを縦横無尽に動いて、チャンスメイクを行なう。前半には、この試合で自身唯一のシュートを放った。
 
28 高橋義希 5.5
セカンドボールを拾って展開する場面も。身体を張ったが、今ひとつの出来と言わざるを得ない。
 
14 藤田直之 6
最終ラインからボールを受けて左右に振るプレーはさすがのクオリティ。最後まで声を出してチームを鼓舞した。
 
10 キム・ミヌ 5.5
後半に山形ゴールまで迫ったものの、決定的な仕事とは言えず。評価を下げざるを得ない出来だった。
 
22 池田 圭 5.5
左右に流れてボールを幾度となく引き出した。クロスも送り続けたが、アタッカーとしてシュート0本は減点対象だ。
 
FW
11 豊田陽平 6.5
競り合いでは厳しいマークを受けて苦しむ。決勝点のヘディングシュートを決めて今季2点目を挙げるとともに、チームを勝利に導いた。
 
交代出場
DF
3 磯崎敬太 -

残り5分で最終ラインに入り、今季初出場を果たす。出場時間は少なかったが無難にこなした。

MF 
9 ペク・ソンドン -
残された時間がほとんどなく、見せ場を作るチャンスなし。試合をクローズするためにピッチに立った。
 
監督
森下仁志 5.5
ホームでなんとか勝点3を手にした。しかし、前後半ともに采配が当たったとは言い難い。

次ページハードなプレスで決定機を多く作ったが不発に。

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