「同世代では際立っている」マドリーの17歳・中井卓大が決めた“鮮烈ゴラッソ”が反響拡大!「久保とトップチームでプレーできる」

2021年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ラウール監督の注目を集め始めた」

“飛び級”で出場したゲームでゴラッソを決めた中井。(C)SOCCER DIGEST

 ゴラッソを決めた17歳に注目が集まっている。レアル・マドリーの下部組織でプレーする"ピピ"こと中井卓大だ。

 フベニールB(U-18相当)に籍を置くMFは、現地時間1月23日に行なわれたフベニールA(U-19相当)のロス・ジェベネス・サン・ブルーノ戦に、いわば"飛び級"の形で先発出場。2点リードで迎えた85分、左サイドに流れながらペナルティエリア手前でボールを受けると、巧みなシュートフェイントで敵をかわして、右足で鮮やかなシュートを決めてみせた。

"飛び級"の試合で、3-0の勝利に貢献した新星を現地メディアもこぞって取り上げている。

「ユース選手の中で眩い輝きを放つ新しい日本人」と動画付きでゴラッソを伝えた全国紙の『MARCA』は、その後にピピを紹介する記事を掲載。「U-18の選手が信じられないゴールを決めた」として、こう綴っている。

「17歳の中井卓大がユースカテゴリーで頭角を現わし始めている。久保建英はレアル・マドリーが抱える唯一の若き日本人スターではない。クラブは彼がちょうど9歳のときに署名し、現在7シーズン目だ」

 そして、プレースタイルについて、「ピピは長年にわたってフィジカルを作り上げ、今では同世代では際立っている巧みなプレーメーカーだ。彼は攻撃的なMFとしてスタートし、最近ではより深いポジション(ボランチ)に下がった。クオリティの高さにハードワークが加わり、カスティージャ(Bチーム)のラウール(・ゴンサレス)監督の注目を集め始めた」と伝え、こう続けている。

【動画】現地メディアも称賛! 中井卓大が決めた鮮やかなゴラッソはこちら!
「17歳の彼は、現在ヘタフェに貸し出されている久保の足跡をたどりたいと考えており、ライバルチームのスカウトやエージェントから多くの注目を集めている」

 また、現地メディア『BeSoccer』は「新しい久保が、目がくらむようなゴールを決めた。マドリーの下部組織には、新しいアジアの真珠がいる」と称賛。マドリーの専門メディア『Defensa Central』も、「今シーズンの発見のひとつ。彼は近いうちにファーストチームに見られるかもしれない」とトップ昇格にも言及している。

「マドリーの取締役会は、ピピがファーストチームに加わることができるとすでに話している。ただ、これを達成するために、競争が始まって以来今日まで行なってきたように、得点を奪う才能を示し続ける必要がある。久保を考慮すれば、彼はマドリーのファーストチームに所属する2番目の日本人になるだろう。将来的にはトップで一緒にプレーできるハイクオリティの日本人デュオだ」

 鮮烈なゴールで一気に注目の的となっている中井。このままカテゴリーが上のフベニールAでアピールを続けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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