【愛媛|新体制】ブービーからの巻き返しへ!クラブをよく知る新指揮官の下、「原点回帰」でJ2残留は必達、目指すは…

2021年01月22日 松本隆志

「厳しいシーズンになることは覚悟の上」

「原点回帰」をスローガンにした愛媛。22チーム中21位で終わった昨季からの巻き返しを期す。写真:松本隆志

 ブービー(昨季21位)からのリスタートとなる愛媛FCは21日、2021シーズン新体制発表会見を実施し、不本意なシーズンに終わった昨季から巻き返すべく、決意表明を行なった。

 今季のスローガンは「原点回帰」。あらためてクラブの原点に立ち返り、ひたむきにボールを追い、がむしゃらにゴールを目指す姿勢を再確認し、魂を揺さぶるプレーをファン・サポーターへ届ける。

 今季より、愛媛の創成期からクラブに関わる和泉茂徳監督が就任。新指揮官は「厳しいシーズンになるのは覚悟の上。そのなかでもチームが一丸となってこの難局を乗り越えたい」と一体感を求めるとともに、「攻撃と守備は密接にリンクしている。攻撃的な守備からシンプルにゴールを目指す」と昨季のベースを生かしながら、より結果に直結するアクションを増やす狙いを明かした。
 
 補強の狙いは「ドリブルやランニングでチームを前進させてくれる選手」(青野大介GM)。個で勝負ができる近藤貴司、榎本大輝らのアタッカーを期限付き移籍で獲得した。2年ぶりの古巣復帰となる近藤は「自分のストロングポイントをいかに出せるかがチームのカギ」と自らをキーマンに挙げ、チームを牽引する強い気持ちを示した。

 今季は4チーム降格という厳しいレギュレーションとなるなか、チームは現実路線としてJ2残留を必達にしつつ、「15位以上」(同GM)を順位目標に据えて新シーズンへと臨む。

取材・文●松本隆志
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