「世界各国のファンも増やしたい」ベルギー移籍のFW斉藤光毅が海外初挑戦への思いと現状を語る「隔離がきつくなってきた…」

2021年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「『やってやるぞ』っていう思いはさらに強くなってきた」

斉藤がベルギーで滞在中のホテルからオンライン取材に応じた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2020シーズン限りで横浜FCを退団し、ベルギー2部のロンメルへ完全移籍したFW斉藤光毅が、現地で滞在中のホテルからオンラインで取材に応じ、自身初となる海外挑戦への思いを明かした。

 斉藤は横浜FC下部組織出身の19歳。各年代別代表にもコンスタントに招集してきた逸材は、周囲の期待を一身に背負い2018年にトップチーム昇格を果たした。翌年には24節までに4ゴールを挙げるなどブレイクし、昨シーズンは初めてのJ1の舞台で32試合に出場して3得点を記録した。

 武器であるドリブルや決定力の高さを存分に発揮し、自身の力がJ1の舞台で通用することを証明した斉藤は、2020シーズン終了後にベルギーへの移籍を発表。19歳という若さで海外でのプレーを決断した。

「実は俺、いま隔離中でまだホテルにいます。クラブハウスにも行けていない状態で、そろそろ隔離がきつくなってきました」

 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、現在もホテルから一歩も出れない状態が続いているという斉藤。「部屋が結構広いので、暴れまわっています」と話すように、トレーニングができるのはホテルの室内のみ。それでもベルギーに到着してからはより一層「やってやるぞ」という思いは強くなってきたという。
 
「もともと『やってやるぞ』っていう思いは強かった。ベルギーに来てその思いはさらに強くなってきて、楽しみな気持ちも強くなってきました。仕掛けだったりで見ている人全員を沸かせられるのが自分の特徴だと思うので、そういうところを見せて、なおかついつも通りの平常心でやっていきたいと思っています」

 また日本のファンへは、「日本ではベルギーのことをタイムリーに知る機会は少ないと思う。自分のファンでなくなってしまうのは嫌なので、情報が届くように結果を残し続けて、これからも応援して欲しいです。また、活躍することで世界各国のファンも増やしていきたいです」とコメントした。

 今後は、21日にチームトレーニングに初合流する予定。リーグ再開初戦となる現地時間24日のRWDMブリュッセルFC戦でのデビューを目指す。

「まだ外で動けていないので、外に出てみてどのくらい動けるか確かめなければいけないと思いますが、24日から出場する準備はしていくつもりです」

 ホテルでの隔離から始まった海外初挑戦。将来有望なプレーヤーがまたひとり、成長を求めてヨーロッパへ足を踏み入れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】斉藤光毅&キングカズのショットも――横浜FCの13シーズンぶりのJ1昇格を振り返る!
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