「久保の獲得も早かった」アラバ移籍で合意と報じた地元紙がマドリーの補強戦略を称賛! “日本の至宝”も引き合いに…

2021年01月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

年俸約1100万ユーロで4年契約と報道

久保と同様に、マドリーはしたたかにアラバ(右)を手中にしたようだ。(C) Getty Images

 レアル・マドリーが、来季に向けて大型補強を決めたようだ。

 スペイン紙『Marca』は1月18日、マドリーがオーストリア代表のダビド・アラバと来シーズンからの加入で合意に達したと報じた。年俸約1100万ユーロ(約13億8000万円)の4年契約を結ぶという。

 バイエルンとの契約が今季で満了となるアラバは、延長オファーに応じず、来夏の去就が注目されていた。Marca紙は、以前から関心が報じられていたマドリーへの移籍に向け、アラバがすでにメディカルチェックも済ませたと伝えている。

 マドリーの守備陣では、主将であるセルヒオ・ラモスの去就が注目されており、ラファエル・ヴァランヌやナチョの契約も2022年まで。5000万ユーロ(約62億5000万円)で獲得したエデル・ミリトンが期待値に見合わず、アラバの獲得に至ったようだ。

【動画】来季からのマドリー加入で合意したとされるアラバのスーパープレー集
 バイエルンからの新戦力ということもあり、Marca紙はトニ・クロースの例を思い出させると報じた。クロースは2014年にドイツ王者から「白い巨人」に移籍。アラバとは違い、2500万ユーロ(約31億3000万円)の移籍金を要したが、その後の貢献を考えれば"お買い得"だ。

 マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、リバプールといったプレミアリーグの強豪や、イタリア王者ユベントスからの関心も噂されていたアラバを確保とあり、記事は「マドリーが再びもっともクレバーに」と、その補強を称賛している。

 その中で、Marca紙は、「久保建英を日本からスペインに戻したのももっとも早かった」と、バルセロナの下部組織で育った久保の獲得でも、マドリーがうまく立ち回ったと伝えた。

【動画】2点に絡む大活躍!ヘタフェ久保建英の圧巻デビュー戦はこちら

 もちろん、アラバ獲得がヒット補強となるかは、加入後の選手のパフォーマンス次第だ。昨シーズンの3冠を筆頭に、ドイツで数々のタイトルを手にしてきたアラバのスペインでの挑戦が大きく注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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