【セレッソ大阪の最新陣容】最大の注目は新助っ人ストライカー!守備陣には大きな懸念が…

2021年01月19日 サッカーダイジェスト編集部

A・タガートと清武のホットラインが回数すれば、得点力不足も解消されそうだ

C大阪の2021年シーズン予想布陣。新戦力は12名。(C)SOCCER DIGEST

 なにより大きなトピックは監督交代だ。2年連続で上位に導いたロティーナ監督との契約を更新せず、レヴィー・クルピ監督に4度目の指揮を委ねた。このブラジル人新監督の下で目指すのは、若手の育成と攻撃的なスタイル。都倉や柿谷といった30代を放出し、加藤や原川、進藤など20代の中堅を多く獲得した補強策には、若返りの意向が窺える。

 攻撃陣で最大の注目は、水原三星から加入したアダム・タガート。ブラジル・ワールドカップにも出場したオーストラリア代表FWで、オーストラリアのAリーグでは108試合・50得点の実績を誇り、19年には韓国のKリーグで20ゴールを記録して得点王に輝いた実力者だ。今季も攻撃の軸を担う清武(新たに3年契約を締結)とのホットラインが開通すれば、ここ2年の間、悩まされた得点力不足も解消されそうだ。

 一方で懸念は、守備の軸であるCBマテイ・ヨニッチの去就。中国からのビッグオファーが取り沙汰され、いまだに今季の契約動向が発表されていない。CBとボランチをハイレベルにこなす木本恭生を放出した今年、このディフェンスリーダーまで手放せば、大打撃となるのは間違いない。なんとしても慰留したいが……。
 
最新移籍動向(1月19日現在)
加入
FW 松田 力(29) ←甲府(完全移籍)
FW アダム・タガート(27) ←水原三星/韓国(完全移籍)
FW 加藤陸次樹(23) ←金沢(完全移籍)
FW 中島元彦(21) ←新潟(レンタル復帰)
FW 山田寛人(20) ←仙台(レンタル復帰)
MF 為田大貴(27) ←千葉(完全移籍)
MF 原川 力(27) ←鳥栖(完全移籍)
MF 松本泰志(22) ←[広島←]福岡(レンタル移籍)
DF 鳥海晃司(25) ←千葉(完全移籍)
DF 新井直人(24) ←新潟(完全移籍)
DF 進藤亮佑(24) ←札幌(完全移籍)
GK 松井謙弥(35) ←水戸(完全移籍)

退団
FW 都倉 賢(34) →長崎(完全移籍)
FW 柿谷曜一朗(31) →名古屋(完全移籍)
FW 鈴木孝司(31) →新潟(完全移籍)
FW ブルーノ・メンデス(26) →福岡(完全移籍)
FW タワン(20) →未定(レンタル終了)
MF レアンドロ・デサバト(30) →未定(契約満了)
MF 木本恭生(27) →名古屋(完全移籍)
MF 西本雅崇(24) →讃岐(完全移籍)
MF 島村拓弥(21) →[京都→]完今治
MF 松本凪生(19) →栃木(レンタル移籍)
MF 吉馴空矢(19) →讃岐(レンタル移籍)
DF 片山瑛一(29) →清水(完全移籍)
DF 田平起也(19) →岩手(レンタル移籍)
GK 永石拓海(24) →福岡(レンタル移籍)
GK アン・ジュンス(22) →釜山(KOR)(完全移籍)
GK 茂木 秀(21) →町田(レンタル移籍)

構成●サッカーダイジェスト編集部

※『サッカーダイジェスト』1月28日号(同14日発売)より一部修正して転載。

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