【浦和】「新しい田中達也像を作ってくれ」期待の新戦力アタッカーが明かした同姓同名OBから託された想い――

2021年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「タイプ的には、チャンスを作る方が得意」

11番「TATSUYA」を背負う田中。浦和にタイトルをもたらせるか。(C)URAWA REDS

 浦和レッズは1月18日、オンライン上で2021シーズン加入選手の記者会見を行なった。新シーズンに背番号「11」を背負う田中達也は、同姓同名の浦和OBについてその想いを語った。

 背番号を決める上で11番を自ら選んだという田中は、「(田中達也を)意識はメチャメチャしています。小さい頃から憧れていた選手。11番をもらえた時に、達也さんにも連絡させてもらって、『注目して見ている。新しい田中達也像を作ってくれ』と言われてすごく励みになりました」と明かした。

 また、この日実際に出来上がった11番のユニホームを纏った感想は、「プレッシャーもありますけど、達也さんの11番というのは、昔から僕が希望できるときは11番を希望するくらい憧れていて、本当に好きな選手。今日実際に11番に『TATSUYA』と入っているのを見てうれしくなりました。プレッシャーもありますけど、どちらかと言えばめっちゃうれしかったです」と明るい表情を見せる。
 
 田中は福岡県出身の28歳。東福岡高を卒業後、九州産業大在学時に当時J2だったロアッソ熊本に特別指定として所属。プロ契約後はFC岐阜への武者修行や、ガンバ大阪を経て2019年途中から大分トリニータに所属。

 昨季は左右のウイングバックのほかシャドーも務め、試合中のポジション変更もスムーズにこなした。高い戦術理解力を示し、リーグ戦で33試合に出場、8ゴールを記録。さらに得点した試合は7戦全勝の不敗神話を持つ。

 そんな田中は、「タイプ的には、サイドやウイングをやっていて、チャンスを作る方が得意。ただ、去年はそこで点を決められるようにもなったのかなと思う。得点もアシストも両方積み上げていけるような選手になっていきたい」と浦和での"新しい田中達也像"を掲げた。

 得点を量産し、クラブに数々のタイトルをもたらしたレジェンドとは違った持ち味で、田中達也は浦和に歓喜を呼び込めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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