福岡がDF奈良竜樹をレンタルで獲得! 伝統の「3」着用も出場わずか6試合、鹿島へは「申し訳ない気持ちでいっぱい」

2021年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「目標を達成するために全力で戦います」

福岡が鹿島からDF奈良を期限付きで獲得したことを発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 アビスパ福岡は1月18日、鹿島アントラーズからDF奈良竜樹を期限付き移籍で獲得したことを発表した。なお2021シーズンにおいて、奈良は鹿島と対戦する全ての公式試合に出場できない。

 奈良はセンターバックを主戦場とする北海道出身の27歳で、北海道コンサドーレ札幌の下部組織から2011年にトップチームに昇格し、プロキャリアをスタート。2016年に加入した川崎フロンターレではすぐさまレギュラーに定着し、J1リーグ連覇(2017、18年)に貢献した。

 昨シーズンからは鹿島でプレー。加入1年目ながら、背番号はかつて秋田豊氏や岩政大樹氏、昌子源がつけた伝統の「3」が与えられるなど、クラブも大きな期待を寄せたが、リーグ戦の出場はわずか6試合にとどまり、実力を証明するに至らなかった。
 
 奈良は、5年ぶりにJ1の舞台で戦う福岡の公式サイトで、「アビスパ福岡の目標を達成するために全力で戦います。素晴らしいシーズンにしましょう」と意気込みを示すコメントを発表。また鹿島を通じては、悔しさと1年間の感謝を述べた。

「このたび、アビスパ福岡に期限付き移籍することになりました。昨シーズンはチームの力になれず、本当に悔しい思いとともに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。鹿島アントラーズという素晴らしいクラブの一員として戦えたことは、僕の誇りです。また、僕を受け入れ、どんなときも支えてくれたサポーターの皆さんには感謝しています。ありがとうございました。また皆さんと会える日を楽しみにしています」

 福岡のドウグラス・グローリやカルロス・グティエレスといった助っ人CBからレギュラーの座を奪えるか。対人の強さを武器に昨年のリベンジを果たし、新天地で真価を発揮したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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