【横浜FC|新体制】「一戦一戦戦えるチーム」で“TOP10”と“J1定着”を目指す

2021年01月17日 サッカーダイジェスト編集部

今季のスローガンは『RECORD THE BLUE 全ては勝利のために』を継続

前列左から韓浩康、小川慶治朗、高橋秀人、伊藤翔、岩武克弥。後列左から猿田遥己、ジャーメイン良、下平隆宏監督、渡邉千真、中塩大貴。(C)YOKOHAMA FC

 J1の横浜FCは1月17日、You Tubeのクラブ公式チャンネルでの生配信で新体制発表記者会見を実施した。

 冒頭で、奥寺康彦会長兼スポーツダイレクターは「1部残留、そして定着ができるチーム作りを目指していきたい」と今季にかける意気込みを口にする。

 今季のスローガンは、昨季に続き『RECORD THE BLUE 全ては勝利のために』を採用。さらなる躍進を視野に、再び"記録を塗り替える"戦いを目指す。

 チーム編成について、服部健二ゼネラルマネージャーは「フットボールスタイルを更に具現化できる選手の獲得」「決定力/得点力のある選手の獲得」「ピッチの中での課題を解決できる経験値のある選手の獲得」の3つのポイントを挙げる。この基準に沿って、G大阪からFW渡邉千真、鹿島からFW伊藤翔、鳥栖からMF高橋秀人、甲府からDF中塩大貴らを迎え入れた。

 今季の目標としては、昨季に達成できなかった『TOP10』入りに再チャレンジする。15位でフィニッシュした昨季を踏まえ、「十分に上に行ける手応え、ここを改善すればその目標を達成できるという課題意識をしっかりと確認できている」(服部GM)という。
 
 就任3年目を迎える下平隆宏監督は、「クラブが掲げるスローガン、理念、フィロソフィーをピッチの上で表現したいと思っていますし、それが具現化できる選手を揃えてもらった」と語り、「非常に素晴らしい選手たちとこのシーズンをしっかり乗り切れるように、目標のトップ10に入れるように、すぐキャンプが始まりますけど、キャンプから準備をして、一戦一戦戦えるチームを作っていきたい」と意気込む。

 降格制度が復活する今季は、ビルドアップやポゼッションに重きを置くスタイルの成熟より、勝点獲得を優先した現実的な戦いを余儀なくされる試合が増えるかもしれない。それでも、自分たちの強みを活かしながらブレずに戦い抜くことで、昨季以上の成果を手にする戦いぶりを期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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