【岡山|新体制】新戦力は大半が20代前半。若手中心の補強で「成長していくパワーを期待している」

2021年01月17日 寺田弘幸

『岡山らしさとは何なのか』

左から、河野諒祐、川本梨誉、井上黎生人、木村太哉、疋田優人、宮崎幾笑、梅田透吾。

 ファジアーノ岡山は1月16日、新加入会見を行ない、公式YouTubeチャンネルで生配信した。

 当初は各メディアが取材を行なう予定になっていたものの、新型コロナウイルス感染状況の影響を鑑みて急きょ開催方法を配信のみとしたなか、まずは冒頭で北川真也代表取締役社長が昨シーズンの振り返りと今シーズンの考え方を説明した後、原靖強化部長がチーム編成の意図を「もう一度『岡山らしさとは何なのか』ということに立ち返りました。そのうえで、状況判断ができる選手、固有の武器を持っている選手、ポリバレント性を持った選手、というところも重視した」と話す。

 強化の現場で長く立ち回ってきた原強化部長が獲得した新戦力は7選手とも若い。水戸から加入した河野諒祐は昨年12月に26歳になったばかりで、鳥取から加入した井上黎生人は23歳。FC東京から加入した宮崎幾笑は22歳で、清水から加入した梅田透吾は20歳、川本梨誉は19歳。そして、大卒ルーキーの疋田優人と木村太哉が入団している。

 3年目の指揮を執る有馬賢二監督は、若き新加入選手たちへの期待をこう語った。

「全員が攻守にアグレッシブに動けて、考えられて、テクニックもある。若い選手なので経験が必要になってきますけど、その経験するためには競争の中でプレータイムを自分で勝ち取っていかないといけない。そういう中で成長していくと思いますし、成長していくパワーを非常に期待しています」

 2020年は17位。苦しい戦いの続いた岡山は、若い力を加えてどこまで飛躍できるのか。チームは17日から全体練習を開始し、沖縄と宮崎でキャンプを行なって開幕に備えていく。

取材・文●寺田弘幸(フリーライター)

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