ロックダウンのなか開催のプレミア、ゴール後の“ハグ”が問題に…ポグバは「別の祝福方法を見つける」と同調も一部選手は不快感

2021年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

イギリスでは現在3度目のロックダウンに突入

ガイドライン遵守を誓ったポグバ。ハグに変わる新たなセレブレーションは飛び出すのか。(C)Getty Images

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。イギリスもその被害は甚大で、国全体で50人に1人、ロンドンでは30人に1人が感染していると言われ、現在3度目のロックダウンに突入している。

 それでも何とか中断せずに続けているプレミアリーグだが、イギリスのナイジェル・ハドルストンスポーツ大臣は先日、自身のツイッターで「ソーシャルディスタンスの要求はサッカー選手も例外ではない」と警告した。

 また、リーグ側もパンデミックへの取り組みを強化する上で、サッカーに「ピッチの内外で正しい模範を示す」と声明を発表。現地時間14日には、各クラブの監督やキャプテンも参加する会議を開き、改めてソーシャルディスタンスなどのルール遵守を徹底した。英紙『The Sun』が伝えている。

 そのなかで、問題となったのが、選手同士が密になりやすいゴールセレブレーションだ。
 
 チェルシーのフランク・ランパード監督は「プレーしているときには、多くの本能が関係している」としながらも、「ハグをやめるようチームに警告する」と表明。また、マンチェスターユナイテッドのMFポール・ポグバは「ルールを遵守するために、別の祝福方法を見つける」と語った。

 一方で、一部の選手は不快感を覚えているという。あるクラブのキャプテンは「ゴールを祝うときのハグと、コーナーキックの際にしっかりとマークすることの違いは何だ?」と疑問を投げかけている。

 リーグの最高責任者は「安全は集団の努力の賜物だ」と強調したように、コロナ禍でサッカーを続けていくためには、できることをひとつずつやっていくほかない。今後のプレミアリーグで、ゴール後のパフォーマンスに変化は見られるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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