【横浜】エリキのレンタル終了を発表。「またこの素敵なユニホームを着れたら――」

2021年01月13日 サッカーダイジェスト編集部

「2019年12月7日のことを決して忘れないでください」

横浜を退団することになったエリキ。約1年半の在籍で41試合・21得点と活躍した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1の横浜F・マリノスは1月13日、パルメイラス(ブラジル)から期限付き移籍で加入していたエリキの移籍期間が満了となったことを発表した。

 2019年8月にレンタル加入したエリキは、同年シーズンに12試合・8得点の活躍を見せ、チームの15年ぶり4度目のリーグ制覇に貢献。昨季は29試合に出場し、チームトップタイの13得点を記録するなど貴重な得点源として頼れる存在だった。

 2021年シーズンは完全移籍への移行が期待されていたが、26歳のストライカーは新天地を求めることにしたようだ。

 エリキはクラブの公式HPを通じて、別れの挨拶を次のように述べている。

「横浜F・マリノスファミリーのみなさん。

 日産スタジアム、ニッパツ三ツ沢球技場、そしてアウェーゲーム。どの試合でも、そこにはいつも素晴らしいサポートがあり、いま思い返してもすべての方への感謝の気持ちでいっぱいです。

 2019年の夏に加入した時、クラブにはJリーグ優勝という目標がありました。F・マリノスらしいサッカーとたくさんのゴールで連勝し、その目標を達成することができました。F・マリノスのサッカーはとても楽しくて、自然と笑顔になりましたし、ここで得たタイトルは私にとっても特別なものであり、これからも心の中に残り続けます。

 アンジェ・ポステコグルー監督、ありがとうございました。またチームスタッフや関係者、クラブスタッフの皆さん、ありがとうございました。そしてこのチームをひとつにまとめた素晴らしいキャプテンである喜田選手、扇原選手、マルコス選手、ありがとうございました。ともに戦った仲間たち一人ひとりにも名前をあげて感謝を伝えたいですが、この仲間たちとサッカーを出来たことは私にとって光栄なことで、本当に感謝しています。
 
 これから自分にとって新たな挑戦が始まりますが、クラブを離れてもF・マリノスのことを常に応援し続けます。日本を愛していますし、またいつか戻って笑顔で幸せを分かち合いたいです。このクラブへの愛情を忘れることはありません。

 最後にお願いがあります。ともに戦ってリーグ優勝を勝ち取った、2019年12月7日のことを決して忘れないでください。F・マリノスファミリーをずっと応援しています。いつの日か、またこの素敵なユニホームを着れたら幸せです。今まで熱い応援をありがとうございました」

構成●サッカーダイジェスト編集部

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